青山学院・箱根駅伝100回大会優勝

1月1日16時10分に発生した能登半島地震から約2週間が経過しましたが、12日現在、死者215名、安否不明者が約28名となっております。
今も懸命にシューワグループ、日本BCPからも約40名のメンバーが、大手企業各社様のご依頼により、”命のつなぐサービス”として、災害現場で復興支援に当たってくれております。
雪と寒さや悪天候、道路の寸断もあり、とても過酷な現場となっていますが、現場での”利他の心”を持ったクルーの仲間たちに感謝の念が堪えません。
本当に頭が下がる思いです。
無事に任務を遂行して、帰還してもらいたいと節に願います。

さて、今年のお正月は、能登半島地震と航空機事故があり、とても重苦しいスタートでしたが、毎年恒例の箱根駅伝100回大会の選手達から良いプラス波動の影響を与えてもらいました。
それにしても、原監督率いる青山学院は強かったですね。
悪天候もありながら、大会新記録の2年ぶり7度目の総合優勝を果たし、往路・復路を共に制した完全優勝のおまけつきでした。
テレビ・新聞報道によると、去年に3大駅伝をすべて制覇した駒沢大学の一強だと言われていました。
しかも、大会前にはインフルエンザ集団感染と信じられないようなアクシデントがありながらも、大会新記録での優勝という結果を出したのは本当に素晴らしいと思います。
あれだけ歴史のある大舞台で、ハイレベル、ハイペースの苦しい戦いの中での快挙に感動しました。
箱根駅伝の選手達を見ていて本当に胸が熱くなりました。
原監督の選手達の能力と実績を120%に引き出す指導力が素晴らしいと報道でも取り上げらていましてので、今週はその指導方法と考え方を学びたい思います。

『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(アスコム刊 原晋著書)
———その秘密を解き明かす、「陸上だけじゃない、『人として成長できるか』が大切なんだ」原監督がスカウトで保護者に”必ず伝える”ことは・・・。
私はこのようなことを必ず伝えます。
「お子さんをお預かりする以上は、責任を持って陸上の成績が伸びるように全力を尽くします。
しかし、あくまでも生身の体で勝負するのが陸上競技です。
箱根駅伝に出場して活躍できるかどうかは正直、100%の約束はできません。
ただ、社会に出ても恥ずかしくない人として成長させることは約束します」 大学の4年間はあっという間です。
競技生活を終え卒業すると、一部の選手以外は社会人としての生活が始まります。
学生を預かる身として責任を感じるのは、競技能力を高める以上に、人として成長させてあげられるかどうか。
極端なことを言えば、社会に出て役に立つのは、速く走ることより、組織の中で生きるための人間性です。
人としてどうあるべきか。
 これは、スポーツ選手やビジネスマンに限らず、誰にでも、人生のどの段階でも必要なことです。
ですから、「裏切るな、責任を持ってやれ、嘘をつくな、約束は守れ」と、私は部員全員に口を酸っぱくして訴えています。
人間性を磨くことは、実は競技能力を高めるうえでも大切な要素です。
人間関係にストレスを抱えているようでは、前向きな気持ちで仲間と一緒に練習したり、レースを戦うことはできないからです。
陸上競技でどれだけいい成績を残せても大学時代に陸上競技でどれだけいい成績を残せても、社会性がなかったら、組織の一員として仕事をすることが難しくなります。
逆に競技成績は残せなかったとしても、人として成長できればビジネスマンとして活躍することができます。
どちらが幸せな人生か。私は後者だと思います。———
上記の原監督の「陸上だけじゃない、『人として成長できるか』が大切なんだ」にはとても共感をしました。

そして、もう一点が新聞にも取り上げていましたが、「心根のいいヤツ」を取るの事でした。
「心根のいいヤツ」とは?
原監督の信念では、他の人と協調しながら行動を出来る子の方が、短期的な伸びは少なくても長い目で見ると組織全体の力を伸ばすことに繋がるとのことです。
チーム力を押し上げるのは”心根の良い人間”であり、仮にエースが抜けたとしても、「心根のいいヤツ」が揃う組織は、考え方次第で強化できると考えているそうです。
駅伝でも”心根の良い人間”が真面目にひたすら練習に取り組み、それぞれの選手が少しずつタイムを縮めれば合計タイムを短縮できるので、
例えば、スーパーエースが抜けて10秒遅くなったとしても、10区あるなら、それぞれの区で1秒ずつタイムを縮めていけば、10秒のロスはカバーできると考えています。
会社の10人の営業の取り組みで例えると、スーパーエースの能力が少し劣っていても”心根が良い”営業マンが少しずつ成績を上げれば、その分をカバーを出来るイメージですね。
それは、決して不可能な数字ではありません。
原監督は、その考えを基本にしてチーム強化の重点に置きながら、組織力やチーム力を押し上げていくのは、「コツコツと努力できる心根の良い人間」であり、
優勝するまでの計画を具体的に立案して「走る楽しさ」を部員に伝えて”主体性”を植えつけたそうです。
その中でも、強い組織作りの重要な要素は、「当たり前を徹底する」ことが重要であり、次に「規則正しい生活」を励行する事、そして、念ずれば叶う事だそうです。

その様に考えると、シューワでのABCDE理論(A 当たり前のこと!B 馬鹿にせず! C ちゃんとする! D 出来るまで! E 永遠に!にも繋がっていると感じました。
やはり、塾長が仰る通りの人として何が正しいのか、原理原則の凡事徹底が重要であると再認識しました。
花巻東時代の大谷選手の曼荼羅チャートも同様で、しっかりと半歩先の目標を持つ事が重要です。
伸びる人は、今の自分を知りながら、課題をクリアするために半歩先に目標を設定して、それをクリアすることだけに集中して、日々トレーニングしているというのです。
そして、将来像をイメージしながら自分自身の目標をしっかりと設定する。
このルーティンを繰り返すことが、とても大きな記録達成への布石となります。
その上で、 陸上競技で一番大切なのが”規則正しい生活”と言っていることも面白いと思いました。
これは、常にベストの体調を維持するためにも、目標をクリアし続けるために必要な要素ですね。
青山学院では、一番初めの要素となっている習慣ですが、これからは、我々ビジネスマンも、まずは、この”考え方”を取り入れないといけません。

シューワグループとしての、事業の目的意義では、<全従業員の物心両面の幸福の実現>を一丁目一番地に掲げていますが、物=お金、福利厚生 と 心=考え方、自己の心の成長を一番に考えています。
その様に成功者を見てみると、塾長が仰る”考え方”が一番重要であり、原監督も同様のプラス思考で親近感があり、嬉しく感じました。
原監督の仰る「社会に出ても恥ずかしくない人として成長させることは約束します」とは=”人間性を高める”素晴らしい名言だと思います。
シューワグループも同様に、今後の新入社員さんの面接の際にもこの様な”人間性を高める”をしっかりとお伝えをして”考え方”の要素を一層重視したいと学びました。

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