経験則を重視する

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に真摯に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『経験則を重視』・・・・。皆さんと共にド真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ P.524参照》

——企業での技術開発やものづくりには経験則が不可欠です。理論だけではものはできません。
たとえばセラミックスの場合、原料である粉体を混ぜて成型し、高温で焼けば出来あがるということは、勉強さえすれば誰でも理解できます。
ところが、粉体を混ぜるということがどういうことなのかは、実際に自分で手を染めて苦労してやってみないと決して分かりません。
液体や気体なら完全な混合が出来ますが、粉体はどこまで混ぜたら混ざったと言えるのか、それは経験則でしか分からない世界です。(中略)
この経験則と理論がかみ合って初めて、すばらしい技術開発やものづくりが出来るのです。
「六波羅蜜」と「京セラフィロソフィ」 これは製品の話だけではなく、社員の立ち居振る舞いに対しても言えることです。
社員の立派な振る舞いを通じて、社風にも品格が備わり、いわば手の切れるような会社とならなければなりません。(中略)
六波羅蜜を心がけ、一生をかけて人格を磨いていく、六波羅蜜の修行を、一生をかけてどこまでやれたのか、それこそが死ぬまでにつくり上げるその人の人格であり、魂となるのです。
これだけは、あの世へ持っていくことができるのではないか、つまり、たとえ死んで肉体が滅びてしまっても、崇高な魂だけはあの世まで持っていけるのではないか、そのように私は思います。
人生の方程式の中にある「考え方」をすばらしいものに高めていくためにも、六波羅蜜をぜひ心にとどめておいてください。
心を磨いていけば、望まなくとも会社は立派に成長していくはずです。
ただし、会社が立派になったことは、手柄でも何でもなく、それをつくり上げていく過程で磨き上げた自分の人格、人間性こそが、皆さんにとって財産となるのだということを、ぜひ理解していただきたいと思います。
※六波羅蜜(ろくはらみつ)とは 大乗仏教に於ける六つの修行法で、菩薩が仏になるために必要な徳になり、私達の日常生活の中でも実践できる仏道の修行法です。——

先週の12月16日、年内最後の旧盛和塾大阪・実践経営者道場≪大和≫にて選抜合同自主例会の大トリに発表する機会を頂戴して、改め感謝申し上げます。
歴史のある大阪梅田・道場にZOOM参加も含めると総勢112名の勉強会となり、現地には8名の幹部も参加をしてくれて凄く緊張感がありました。
一次会、二次会、三次会も含めると約八時間の長丁場でしたが、たくさんのソウルメイトとの深い学びの場となりました。
テーマは、「素晴らしい人生をおくるために」「七転び八起きで拓け!感謝と喜びの超店舗フロンティア」。心に描く拓かれた未来をド真剣に語り合いました。
この中で一番嬉しかったことが、8名の幹部社員さんたちの立ち振る舞いについて、素晴らしいとソウルメイトの方々に褒めらたことです。
上記のフィロソフィにもありますが、「これは製品の話だけではなく、社員の立ち居振る舞いに対しても言えることです。
社員の立派な振る舞いを通じて、社風にも品格が備わり(中略)それをつくり上げていく過程で磨き上げた自分の人格、人間性こそが、皆さんにとって財産となるのだ」とありますが、
やはり日頃からど真剣に仕事全般に打ち込んでくれて、そして良い考えたを学びながら少しづつでも成長をしてくれている結果であり、”人間性の人格””会社の社格”を褒められたのだと大変嬉しく感じました。
詳細は、後日ブログ発表させて頂きます。

今回の「経験則を重視する」はシューワで言う”経験値”に置き換えられて、やはり現場主義に徹することに繋がっていると思います。
シューワの「経験」は、やはり、リアルのお客さまにも繋がっていて、ファシリティ事業の空調にしても細かい現場での経験則が必要不可欠となります。
今の時代、情報や知識を得ようとすればインターネットで簡単に手に入りますし、何かをするにしても、その作り方、使う道具も図解で紹介され、簡単なことはすぐに出来てしまいます。
この簡単に出来てしまうところが、落とし穴で、それで全てを知った気になってしまうことです。
これが、よく言う”知っていると出来るは違う”に通じると思います。
そして、特に高学歴者は自身は能力が高いと思っている人が多いのですが、動く前にどうしても物事を頭で考えてしまいがちで、特に今までの前例を基準にして判断しがちになります。
そこに経験で生きてきた人との対立が生まれます。
途中入社で、以前の会社と違うなどと考える人とこのようなことでぶつかるケースが多々あります。
自分は能力が高いと思っている人は、得てして自分に自信があり、自分の考えることだけが正しいと思いがちです。
そのような方に絶対的に必要なのが、「謙虚さ」です。
自分より経験のある人を素直に認める「素直さ」なのかもしれません。
稲盛塾長が仰るように「経験則と理論がかみ合った」状態に出来たことが大企業への発展に繋がったと学びました。
その様に考えると、シューワグループ内でも能力が高いのに成長が止まっている方は、もう一度、”心のたな卸し”をして貰えると急上昇する可能性がある様に感じます。
今回、「経験則と理論」を兼ね備えながら、「謙虚さと素直さ」の融合が必要不可欠だと学びましたので、皆さんも意識をして考えていきましょう!

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