
勤勉さが心を磨き、人間をつくる

先日、本社改善会議にて、下記のフィロソフィを学びました。
【今回のキーワード】は 『ひたむきにひとつのことを追求』・・・・。
皆さんにその内容を共有いたしますので、一緒にド真剣に学んで行きましょう!
「成功と失敗の法則」稲盛和夫著書 参照
—–みんなで勤勉に働くのは、それが心をつくり、 人間をつくっていくからである。
広く浅く知ることは、何も知らないことと同じなのです。
深くひとつのことを探求することによって、すべてのことに通じていくのです。
ひたむきにひとつのことを追求する。—–
上記のフィロソフィの中で『ひたむきにひとつのことを追求』を聞いて、童話「ウサギとカメ」の話を思い出しました。
皆さんも良くご存じで、あまりにも有名な童話です。
ストーリーは、ウサギは自分の能力に油断して昼寝をしてしまった。
カメは、コツコツと歩みを進めて、ウサギを追い抜いてしまった。と言うお話ですね。
しかし、ビジネス界の視点から、童話「ウサギとカメ」では、上記の理由が本当では無いと仮説を唱えるようになっています。
その理由とは?!
能力の劣るカメが勝ち、能力に優るウサギが負けた原因は何だったのでしょうか?
いったい何が本当の勝因・敗因なのか?を考えてみたいと思います。
端的に言えば、ウサギとカメでは、「見ているところが違った」という事だそうです。
一般的な視点や解釈では、「ウサギは自分の能力に溺れ満身したから」とか「努力を継続するカメの勤勉さが勝利をもたらした」ということが正論です。
しかし、視点を変えますと・・・。
同時にスタートした二者は、一体何を見ていたのか?
・ウサギは、カメ(競争相手)を見ていました。
・カメは、ゴール(目標)を見ていたのです。
ウサギはカメを見ていたからこそ、スタートダッシュでつけた差に安心し、油断が生じました。
カメは、ウサギなど眼中になく、ただひたすらにゴールを目指して”ど真剣”に歩み続けました。
こうした事案は、日々の仕事・業務の中でも散見されます。
自分の成績が悪いことを棚に上げ、「業界全体が落ち込んでいた」や「原因他人論的に同業者が!」などなど、言い訳のオンパレードを並べて正当化しようと方がいます。
まさに!ウサギ的視点です。
身の丈にあった目標をゴールに設定して、制限時間内にゴール(納期期限)することがミッションであり、競合相手が早かろうと遅かろうと、強かろうと弱かろうと、一切関係ありません。
皆さんは、しっかりとカメ的視点で、ぶれることなくゴールをしっかりと目指して下さい。
そもそも、人間個人の能力に格差はそれほど無いと思います。
私自身も社会人36年目ですが、今になって感じるのは、学歴や能力に差があるのは、ホンの一握りの違いだと思います。
それよりも、重要なのは”失敗や成功の挑戦数”であり、お金では買えない経験値の方が大きなポイントとなります。
そう考えますと、「意識」や「想い」など心のあり方が重要ですね。
「ウサギとカメ」のお話ではありませんが、日々、進化したい!良くなりたい!という思いを持って、ど真剣に一日一日の積み重ねで成長をして行きましょう!
お客様から、たくさんのありがとうの言葉を貰える為に!安全第一!健康第一!最高品質!を持ちながら、”考え方”の意識を高く持って社会から必要とされる仕事(志事)にしていきましょう!