
当たり前が当たり前じゃない

ここ最近は一気に暖かな日が続き、近所の白木蓮(ハクモクレン)の花が一斉に咲き、今年は三寒四温もなくいきなり春が来た様子です。
そして、先週の土曜日の夜には侍ジャパンに快音が響き三連勝。ベスト8一番乗りで、世界一奪還の桜咲く予感がしました。
チェコ戦では、東日本大震災で被災した佐々木朗希投手が先発して、8奪三振を奪うなど思いのこもった66球の好投でした。
朗希選手は当時9歳で、父と祖父母を亡くし被災をしたそうです。
この12年目となる東日本大震災の日にWBCの舞台に先発で立つことには、特別な想いがあったのではないでしょうか?
テレビでのインタビューで、朗希選手は「悲しいことではあったんですけれど、すごく今に生きているなと。」
「当たり前が当たり前じゃないとか、今あるものがいつまでもあるわけじゃないとか、そういうのを思い知らされました。」
「3・11」には、人それぞれにとてもつらい感情があります。
その戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から12年の月日が経過しました。
東日本大震災で、お亡くなられた約22200名もの方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
改めまして、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
東北3県・被災地の復興は着実に進んでいることを感じる一方で、未だに大震災の爪痕で苦しんでいらっしゃる方々も多くいらっしゃいます。
震災が与えた傷は、あまりに大きく、天災なのか人災なのかも含めて、とても根深いものがあります。
大地震と津波、そして原子力発電所の事故、かつてない複合的東日本大震災。
毎年、この日には大震災のことが思い出されますが、もう12年か、まだ12年か・・・。
その月日の捉え方は人によっては様々です。
12年という節目を我々はコロナ禍とロシア・ウクライナ侵略という新たな危機の元で迎えました。
今年は、干支が丑です。
丑年は、力強い牛の年です。この力強さを借りて、私たちは被災地の方々を支援し、復興を加速させるために、さらに力を注ぎたいと思います。
今、世の中では、まさに「想定外」の見えない敵と戦っています。
01年・米同時テロ、08年・リーマン危機、11年・東日本大震災、原発事故、20年のコロナ禍 そして22年ロシア・ウクライナ侵略――。
今世紀に入り、全世界では「想定外」「100年に1度」などと称される深刻な危機が数年おきに頻発している現状です。
”危機”は毎回繰り返しますが、その度に形や姿を変えます。
「想定外」の危機に対応する柔軟さが、我々国民にも求められる時代になったように感じます。
”危機”からの教訓を次の世代に語り継ぐとともに、足元の試練に立ち向かう決意を残していきたいと思います。
やはり、「喉元過ぎれば熱さも忘れる」なのか、地震なんかくるわけないと高を括っている訳ではありませんが、ついつい平和主義で考えてしまいます。
しかしながら、「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉があります。
12年前には、私自身も岩手の釜石や陸前高田などの被災地を訪れ、支援活動企業として参加をさせて頂きながら、厳しい現状を目の当たりにしました。
まず、自然災害には”備える”ことが大切であることを改めて認識しました。
この”備える”ことの大切さを、東日本大震災前までは、全世界でも考えていなかったと思います。
しかしながら、この平和な日本でもBCP(事業継続計画)は大いに必要であることを知らしめました。
まさに!BCP(事業継続計画)であり、会社や自宅、事業所が倒壊、全国サプライチェーンが機能しなくなります。
広範囲な停電や交通機関の停止、電話・通信が途絶するといった事態に、企業は規模の大小にかかわらず深刻な影響を受けることになりました。
日本国内においては、政府の「BCP推進ガイドライン」では、企業のBCP策定率は、全体で約68%、中小企業の場合は約34%と低水準ながら増加しているとの事です。
シューワグループ・日本BCP株式会社は東日本大震災以降に立ち上がった一事業からの会社です。
大震災で失った尊い命を教訓にしなければいけない!「喉元過ぎれば熱さも忘れる」にならないよう備えが大切です。
BCP(事業継続計画)で命をつなぐ行動をとるには「当たり前」を”カタチ”に出来る社会貢献をしたいと本気で考えております。
命をつなぐ!ライフライン重要企業として、防災・減災企業として何が出来るのかをど真剣に考えて行かなければいけません。