『企業として大切な事』

今日は企業の信用についてお話したいと思います。
ここ最近世間をにぎわしている回転すしチェーン店、皆さんご存知だと思います。
私も何度か利用させて頂いた事があります。

この回転すし店が消費者庁から「おとり広告」で景品表示法違反の措置命令を受けたのが2022年の6月です。
簡単に言うと、うにや蟹など大々的に広告したにもかかわらず期間中に販売できなかった。
初日から販売していなかった店舗を含め605店中583店(96.3%)で1日以上販売しなかったという事です。
なおこの4か月前の2月にはインドマグロを「天然本マグロ中トロ」と中国産のうなぎを「九州産うなぎ」と銘打って販売するなどの虚偽表示をしたことで謝罪しています。
そして今回のビール半額キャンペーン。
一部の店舗で開始日が明示していないキャンペーンの告知物を掲示していたことが問題視され、7月13日に謝罪したばかりですが、
5日には早くも品切れで販売できない店舗があり全国の少なくとも17の店舗で品切れがあったと認め、謝罪しています。

ここまでくればネットでのクレームもさることながら直接お客様からのクレームも会社に届いているはず、13日の時点で危険予知し、
すぐに対策すべきですがそれが出来なかった事は企業統治がまともに機能していないと批判されても仕方ないところです。
この短期間でこれだけの景品表示法違反に抵触するような広告を打ち出して集客をはかる行為は創業時から長きにわたって築き上げられた、
リーディングカンパニーとしてのブランドを地に落とす事になり、何よりお客様の信用、信頼、期待を裏切った事になります。

この回転すしチェーンの一連の報道を見て、私達が学ぶべき事があります。

私達が何より大切にすべき事はお客様からの信用、信頼である事です。
私達が提供する商品、サービスに対してのお客様の期待を裏切らない事です。
そして私達が目指すところはそのお客様の期待を超える商品・サービスを提供する事です。

その先にお客様からの「ありがとう」があるのだと思います。
今一度、全社員でCS「顧客満足度」を高める事に真剣に取り組んで行きたいと思います。

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