
「大義名分」

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『公明正大で大義名分のある高い目的を立てる』・・・・。皆さんと共にド真剣に学んで行きましょう!
《出典 稲盛和夫OFFICAL SITE 参照》
——第1条 事業の目的、意義を明確にする
―公明正大で大義名分のある高い目的を立てる―
まず事業の目的、意義を明確にすることが必要です。
なかには、お金をもうける、家族を養うといった理由で事業を始めた人もいるでしょう。
しかし、それだけでは多くの従業員を糾合[きゅうごう]ある目標のもとに,人々を呼び集めることは難しいはずです。
事業の目的は、できるだけ次元の高いものであるべきです。
言葉を換えれば、公明正大な目的でなければならないのです。
従業員に懸命に働いてもらおうとするならば、大義名分がなければなりません。
崇高な目的、大義名分がなければ、人間は心から一生懸命になれないのです。創業間もない頃、「事業の目的は何か」という問題に遭遇しました。
従業員から「将来の待遇を保証しなければ、我々は会社を辞める」という要求を突きつけられたのです。
三日三晩かけてとことん話し合う中、企業を経営する真の目的は、現在はもちろん将来にわたって従業員やその家族の生活を守ることにあると気づかされました。
同時に経営とは、経営者がもてる全能力を傾け、従業員が物心両面で幸福になれるよう最善を尽くすことであり、
企業は経営者の私心を離れた大義名分を持たなくてはならない、という教訓を得ました。
公明正大な事業の目的や意義があってこそ、従業員の心からの共感を勝ち取り、全面的な協力を得られます。
また、経営者自身も堂々と胸を張り、全力投球できるようになるのです。——
改めまして、”大義名分”を持つことが組織にとって極めて大切だと分かりましたのが、侵略から一か月が経ったロシア軍とウクライナとの戦争からです。
ロシア軍はウクライナ軍よりも10倍以上の圧倒的な軍事力を保持しながら、予想外の苦戦を強いられています。
2月24日侵攻時には、2、3日でのウクライナ攻略がプーチン大統領の予定とされていたようですが、想定を見直す必要性が生じています。
さらに、ウクライナ首都・キエフ制圧も一部の報道では、ロシア軍は最新式のドローンにより身動きが取れず膠着状態であり、
満足な食料も無く飢餓状態で、深刻な凍傷により負傷した兵士も出ており終結の目途はたっていなそうです。
その一方で、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、初期段階からウクライナ国民と共に一歩も引かない動かない”利他心”をSNSで発信を続けていて共に士気をあげています。
主要各国でスピーチ演説をして、ゼレンスキー大統領の巧みな話術と熱意は、全世界を動かす力となっています。
ロシア・プーチン大統領は、傲慢な”利己心”からの侵略であり、その穴埋めをする為にロシア国内では誤ったフェイクニュースを流し続けております。
さらに、不都合な情報を流すニュース会社は15年の禁固刑に出来るような法律を作ったり、デモ団体への民衆弾圧を続けています。
やはり、両国大統領の命運の大きな分岐点は、「大義名分」の違いだったとように思います。
力で勝る圧倒的パワーを持っていたとしても、「大義名分」を失ったパワーは、力を失いながら戦争自体を泥沼化にし、それにより被害が拡大されます。
いかに、稲盛塾長が仰る「大義名分」が重要かを今回のロシア、ウクライナ問題で学びました。
再度、”経営の原点12か条をもう一度、皆さんと再確認をしておきたく存じます。
- 事業の目的、意義を明確にする。
- 具体的な目標を立てる。
12か条ありますが、この2か条が出来ると成功の8割は達成したようなものだと仰っています。
改めまして、≪シューワグループの経営の事業の目的・意義。≫を再確認しておきます。
- 【事業の目的】<シューワ各社> ニッチなお困りごとを独自の無店舗商法で、あったらいいなを”カタチ”にして、たくさんのありがとうを集めます。
- 【事業の目的】 <日本BCP> 総合防災・減災企業として”命をつなぐ”サービスを増進する。
- 【経営の意義】<全社共通> 全従業員の物心両面の幸福の実現
- 【経営理念】<全社共通》 ありがとうの言葉を世界一集める企業
従業員の皆さんも今一度、自分自身の仕事の「大義名分」について、腹落ちをした形でど真剣に考えて貰いたいと思います。
やはり、人生を生き続けるにはお金が必要な時もあります。
しかしながら、それ以上に貴重な時間を使うのですから”仕事から志事”へ繋げて貰いたい。
我々凡人は、自分がよくなりたいという”利己心”持っていますが、やはり、”利他心”を持ちながらのプラス思考で生きていくことが大切です。
その思いを持って、仕事を通じた社会貢献活動をしながら”ありがとう”を言ってもらう自己成長のイメージを意識しましょう。
事業の目的を持って働くことにより、自分だけでなく周りも巻き込みながら幸せに出来ると、仕事の姿勢も劇的に変わります!!
シューワグループの仲間として、もう一度、なぜこの事業やサービスをするのか?
色んな視点から、率直に事業の目的や経営の意義を見つめなおしてください。