
「イーロン・マスクのドミノ戦略」

電気自動車事業のテスラ・モーターズ、宇宙事業のスペースX、太陽光エネルギー事業のソーラーシティ、オンライン決裁システムのPayPal(ペイパル)など、数多くの企業を立て続けに創設している天才実業家の「イーロン・マスク氏 」。更には、映画「アイアンマン」のモデルになったことで知っている方も多いと思います。
超越的なアイディアと圧倒的な行動力で、爆進を続ける世界的起業家のビジネスに対する心構えは、深い学びがあります。
今回は、 21世紀最高の起業家&現代の世界一大富豪と言われる総資産20兆円とも言われるイーロン・マスク氏を成功に導いた「ドミノ戦略」について学んでいきたいと思います。
【イーロン・マスク】人生を変える3つの成功法則とは??
下記にて簡単にまとめてみましたたが、今回の参考動画を添付しておきますので、【 https://onl.la/m33nmLt 】を後ほど視聴してください。
イーロン・マスク氏は、ここ数年で一気に有名となり、勝手に想像をしていましたがIT長者のように一晩にして成功したように感じていました。
ところが、マスク氏が確実に行った一手、一手の卓越した”実践力”がわかります。
いかに、マスク氏が10代の頃から大きな思想やビジョンがあり、「ドミノ戦略」によって!数十年間着実に成功へのレベルアップしていることがわかります。
まず、この動画で教えてくれています「人生を変える3つの成功法則」を簡単にまとめたいと思います。
①第一原理にもとづいて考える。
- 一般的な考え方の常識には、偏見、固定概念、先入観を持ち込みやすい。原理原則に基づく、変わらない科学の心理に基づくことが重要である。
- 商売のやり方ばかりを見るべきではない。木で見るのでは無く、根っこの部分が重要である。
- 全てはお客様の為のような原理原則の軸で考える。その為、テスラでは、販促金にはお金を掛けずに資金は技術に重点投下。
② 大きく考え、小さく始める。「イーロン・マスクのドミノ戦略」
☆ イーロン・マスク氏の思想の真ん中にあるのは「人類と地球を救う」という壮大かつシンプルな思いです。
- 子ども時代は無類の読書好きで、1日に2冊の本を読み「世界を救う」という夢につながっている。
- 12歳の時には自作の対戦ゲームソフトを売り、500ドルを手にしている。
- 応用物理学を学ぶため名門スタンフォード大学の大学院物理学課程に進み「新聞などのメディア向けにウェブサイトの開発などを支援するソフトウェアを提供する」というアイデアを思いつき、わずか2日間で退学。
- 大学生の時、将来人類にとって最も重要になるものは何かを考えた。答えはインターネット、持続可能エネルギー、そして複数の惑星での生活の3つだった。
- 「Zip2」を創業、やがてITブームが到来し、マスク氏の会社も順調に成長。1999年にZip2はコンパックに3億7,00万ドルで買収され、マスク氏も2,200万ドルを手にする。
- その資金を元手に「Xドットコム」の立ち上げ、「ペイパル」で成功し、15億ドルで売却。
- スぺースXを設立してテスラモーターにも投資。
- 太陽光発電の「ソーラーシティ」を設立。
- スペースXがロケットの打ち上げに成功。
- テスラが株式企開。
- スペースX「ドラゴン」がISSとドッキング成功。
- テスラの時価総額がトヨタを抜いて自動車業界トップ。
③ 決して諦めない。~~イーロン・マスク氏より~~
「私は決して諦めない。生きている限り事業を続ける」
「失敗は結果として起こりうるもの、重要なことなら成功する確率が低くてもやるべきだ」
まさに漫画の世界のようなアメリカンドリームの様ですが、実はマスク氏の「ドミノ戦略」は、いかにしてお金もコネもない南アフリカ出身の15歳の少年が成功したのかを説明してくれています。
「ドミノ戦略」では、大きな目標を持ちながらも最初の一歩、”ゼロからイチ”をスタートさせて、小さなことから始める事が重要かを教えてくれています。
初めは、小さな力かも知れませんが、確実に進めていきながら力を付けていくことが必要であると。
そして、徐々にドミノを倒すにつれてエネルギーが指数関数的に膨れ上がります。
しかしながら、初めの段階では進歩と努力の割に角度が上がりにくくて成長がわかりにくいため、多くの人がそこで諦めてしまいます。
「ドミノ戦略」は、まずはほんの小さな一歩から始まって、そのエネルギーでも1000倍、1億倍もの巨大なエネルギーになることを証明しています。
この動画では、たった13枚目のドミノがエネルギー的には20億倍にも膨れ上がっています。
最初のドミノの高さはわずか5mmですが、30枚目のドミノであれば、東京スカイツリーを十分倒すレベルだと証明してくれています。
先月の稲盛塾長オーディブルでもありましたが、仕事には”魔法の杖”のようなものは無いと断言されていました。
いかに、今の仕事に楽しみや夢を持ちながら、創意工夫をして一歩ずつの歩みを止めない事が重要であると。
我々、凡人はすぐに最終の”ラスボス”を倒してくれる”魔法の杖”のようなものを探してしまいがちです。
それは、途中の大事なドミノを飛ばしているようなものなので、簡単に倒せるワケがありません。
その様な時に凡人は、うまくいかないとすぐに投げ出してしまいます。
これは、夢や喜びを一瞬にして与えてくれる一か八かの宝くじのようなもので、”博打(バクチ)戦略”では勝てるワケがありません。
偉人の方たちが教えてもらっているのは、まさに!「ドミノ戦略」であり、しっかりと思想を持った”ゼロイチ”をしっかりと実践していることを学びました。
その様に考えるとシューワグループでも、皆さんの頑張りもあり、たった2台からのタンクローリーでスタートし、その後様々な事業領域を広げながら100億円を超える企業まで成長できました。
マスク氏とは次元が違いますが、創業34年間で確実に強み弱みを考慮した「ドミノ戦略」が出来ているのではないかと感じております。
従業員の皆さんもこのマスク氏の考え方である、ゼロイチ思考である「ドミノ戦略」の思想をヒントにしながら、ワクワクした仕事に繋げられるように創意工夫をし、仕事やライフワークを充実させましょう!