「真面目に一生懸命仕事に打ち込む」

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は『一生懸命仕事に打ち込む』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んで行きましょう!

《出典 京セラフィロソフィ P.103参照》

—– 一生懸命に働くということは、勤勉であるということでもあり、仕事に対する態度が常に誠実であるということです。
私たちが本当に心から味わえる喜びというのは、仕事の中にこそあるものです。
仕事をおろそかにして、遊びや趣味の世界で喜びを見出そうとしても、一時的には楽しいかもしれませんが、決して真の喜びを得ることはできません。
人の一生の中で最も大きなウェートを占める仕事において充実感が得られなければ、結局は物足りなさを感じることになるはずです。
真面目に一生懸命仕事に打ち込み、何かを成し遂げたときにこそ、他には代えがたい喜びが得られるのです。—–

稲盛塾長・著書の『生き方』でも紹介されていましたが、京セラがまだ創業間もなかった頃に、松下電器やIBMから初めて大量の部品製造の発注を受けた際には、粗末な工場で技術力にも乏しくてとても苦しかったそうです。
当時は、要求される厳格な寸法精度を測定する機器が無い状況で、開発にはとても困難を極めたそうです。
しかし、創業当時から、大手企業があえて断った!やらない!やれない高度な技術水準の仕事をあえて引き受けることで仕事を取ってきたとの事。
受注を受けた時点では、とても不可能だと思える事案でも、最後の最後は神が手を差し伸べてくれるまでの”必死の思いと努力”でやり続けて完成。
その結果として、京セラは新しい技術力と実績という真実を生んだことになりました。
受注当初は、従業員からも安請け合いというイメージもありましたが、完全にやり切った事で嘘では無くなりました。
そして、従業員の皆さんも自信となり今日の京セラへと導いていったそうです。

「真面目に一生懸命仕事に打ち込む」を拝読して学ばせて頂きながら考えますと、シューワグループも創業以来様々な困難に立ち向かいながら、常にど真剣に色々と苦心もしながら、従業員と共にやってこれたのだと思います。
まさに、大手企業があえてやらない!やれないニッチオンリーワン事業をやってきた自負があります。
特にシューワグループの場合は、創業当時より季節戦略から始まり、現在では、エリア戦略、事業部戦略、ランチャスター戦略と色んな知恵を絞りながら戦略・戦術を展開しています。
試行錯誤しながら、時には大きな失敗もありましたが、”七転び八起き精神”でやってこれた事が現在の強みになっています。
私は今年52歳になりますが、18歳での創業から34年間の月日が経ちましたが、60歳までは残り8年間しか時間がありません。
これから残された時間を、ただ真面目に仕事をするのではなくて、残り20%の時間を今までの良い経験、失敗した経験を最大限に生かしていかなければならないと感じています。
その様に考えますと、人生の半分は仕事に携わっており、従業員の皆さんの中に本当に仕事を楽しんで喜びを感じている方は何人いますでしょうか?
① 仕事=経験(自身の成長)=喜ばれる=社会貢献。と考えるか?
② 仕事=労働(時間の切売)=忍耐=束縛される。
①、②ともに同じ仕事でも大きく意味合いが違うと思いませんか?

心からの喜びは仕事の中にあり、真の仕事の中にあると思います。
稲盛塾長が仰る通り、仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見いだしたとしても、一時的には楽しいかもしれませんが、決して心の底から湧き上がるような喜びを味わうことは出来ない筈です。
苦しいからこそ!喜びがある。もちろん仕事における喜びというのは、すぐ手に入るような単純なものではありません。
同じ仕事をするなら、ど真剣に取り組みながら、成し遂げる喜びを味わいましょう!!
夢を抱けない人には、創造や成功がもたらされることはありません。そして人間的な成長も期待できません。
夢を描き、創意工夫を重ねて、ひたむきに努力を重ねていくことで、人格は磨かれていきます。
そういう意味で、夢や思いというのは人生のジャンプ台だと言えますよね。

弊社の矢野会長に若い時によく言われた言葉があります。
「真剣だと知恵がでる。中途半端だと愚痴がでる。いい加減だと言い訳ばかり。仕事は楽しく一生懸命やるもの。やる気とは働いて見せるもの。努力とは結果を示すもの。目標とは最後まで挑戦して越えるもの。」
この名言は野球の神様と言われた、川上哲治さんの言葉のようですが、今となれば仰る通りだとよくわかります。
皆さんもど真剣に知恵が出るまで一生懸命仕事に打ち込むながら、精一杯楽しみましょう!

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