
「評論家と実践者」

ここに最近は、大阪府での新型コロナ感染者数が変異株の影響で急増しています。
2月末に大阪府も含めて6府県は「緊急事態宣言」の早期解除を求めました。
もちろん、経済を回して、お金の血液を循環させる必要性があります。
結果論ですが、変異株への危機感もあり、専門家からも解除には慎重な意見が出ていたようです。
緊急事態宣言は解除するけれど、飲食店の時短営業を求めるなど、対応が分かりづらくて府民の気のゆるみを招いた結果が新規感染者数の増加です。
そして、ここにきて全国最多の新規感染者数になり、「まん延防止等重点措置」が適用されました。
東京都・小池知事の「大阪株」発言は、大阪に住む人の気持ちを考えない配慮に欠ける残念な発言だと思います。
ところで、先日、読売テレビ系「あさパラS」の生放送で、吉村知事が立憲民主党の枝野幸男代表にブチ切れた放送がありました。
発言内容に納得と感銘を受けましたのでご紹介をしたいと思います。(詳細は下記YouTube動画を参照ください。)
下記、立憲民主党枝野代表の発言が波紋を呼んでいます。
「まん延防止法(まん延防止等重点措置)までやって効果なかったら、吉村知事は辞職すべきだ」
これに対する、吉村知事の反論がお見事でした。
「知事は現場で社会経済の責任を負いながら、感染症対策の責任も負う。矛盾するところも多いのを、なんとかバランスを取りながらやっていかないといけないのが現場の知事なんです。
枝野さんなんてその責任を負わず、国会議員の給与2000万もらってボーナスも満額でしょう。責任を負わず批判だけ言って、『お前、辞任や』って、そんな言われる筋合い全くない。」
昨年は2回で約630万円の満額が支給された国会議員の期末手当(ボーナス)を引き合いに出し批判!?
そこまで言うのであれば、「立憲民主党の代表を辞めて、知事選挙を一緒にやりましょうよ」との対決姿勢まで。
吉村知事自身は身を切る改革「退職金ゼロ、給与3割カット」を実践して公表しています。
まさに”実践者”としてのご回答にとてもスッキリしました。
まさしく、責任の無い「評論家」と、責任を負う「実践者」の違いだと思います。
これは、「実践者」元大阪府知事・橋下徹氏譲りの論法と戦法でもあると思います。
さて、シューワグループ会社の中でも、同様のことが多々あります。
私が一番嫌いな方法が、自分の評価を上げるために他人を汚す戦法です。
「評論家」は、安易に物事にケチをつけたり、批判をしますが問題や課題を後回しにします。
一方、「実践者」は、問題課題を抽出してながら様々な手を打って、今よりも改善をします。
世の常として、特に新しい方法を取り入れる場合には、前例が無いので難しい場合が多くなります。
そして、現行のやり方を改める場合には、必ずデメリットも出てきやすくなります。
現状のデメリットと、改善によるメリットを天秤に掛けて難しい決断をしながら新たな方向を実行するのが「実践者」です。
どうすれば、「評論家」の思考から脱せられるか?
私は、”批判”はいらん!”代替案”を示せとよく部下に注意をしてきました。
【例】①「〇〇は今のままではダメです。⇒ これで終われば、単なる「評論家」。
②そこで提案です。〇〇にやり方を変えてはどうでしょうか?」⇒ 上記、①から②の代替案を示せれば、立派な「実践者」の仲間入りです。
ある経営者の方とお話させていただいた時に、こんなことを仰られていました。
「“ギャラリー”になったらダメなんだ、“プレイヤー“でいなくてはいけない」。とても素晴らしいお言葉です!!
「評論家」と言いますか、やってもいないのに、あーでもない、こーでもないと言う人が多いのも事実です。
自分は何の責任もないところで、「評論家」になって色々語るのは構いませんが、それでは結果につながりません。
どんなに素晴らしい知識も、それだけで成果につながる訳では無いのです。
結果を出す人は「実践」した人だけなのです。
やはり、「実践」「行動」はとても大事です。
「やるか、やらないか」では、結果として“大きな差”になっていくのです。
社員の皆さん「実践」あるのみです。
いよいよ下期が始まりましたが、いろんな試練に向かって挑戦して共に頑張りましょう!!
読売テレビ系「あさパラS」YouTube動画
http://team-vision.jp/blog/jissennka-300.html