
「人間としての正しい生き方」

今月も稲盛塾長の「成功」と「失敗」の法則を皆さんと共に輪読して学びたいと思います。
今年、初めての輪読となりますが、一番重要な「人間として何が正しい」のかをしっかりと学んでいきましょう!
そして、シューワグループ全社員の物心幸福の為に”ド真剣”に向き合いながら実践していきましょう!!
とてもシンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は、今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『正しい生き方』
《出典 「成功」と「失敗」の法則 P.112参照》
—————– 人間として正しいことを追求する
私はまったく経営というものを知らなかったのですが、縁があって二十七歳のときに京セラという会社を作っていただき、
経営することになりました。
従業員二十八名の小さな会社でしたが、創業するとすぐに決めなくてはないことが山ほど出てきました。
「これはどうしましょうか」と次々社員が決裁を求めてきます。
私にはそれまで経営の経験があるわけでもなく、経済も経理も知りませんでしたが、それでも判断を下していなくてはなりません。
私は何を基準に判断していけばいいのか分からず困り果てていました。
悩み続けた結果、「人間として何が正しいのか」をベースにして、つまり、最も基本的な倫理観に基づき、「人間として正しいのか」をベースとして
つまり、最も基本的な倫理観に基づき、「人間として何が正しいか」「正しくないことなのか」「善いことなのか」「悪いことなのか」を基準にして判断していくことにしたのです。
現在の社会は、不正が平然と行われたり、利己的で勝手な行動をとる人がいたりと、決して理想的なものでないかもしれません。
しかし、世の中がどうであろうと、私は「人間として何が正しいか」を自らに問い、誰から見ても正しいこことを、
つまり、人間として普遍的に正しいことを追求し、理想を追い続けようと決めたのです。
「人間として正しいこと追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現できる
きるものを最も大切な価値観として尊重し、それに基づき行動しようというものです。—————–
私が「盛和塾」に入塾させて頂いてから、いつも関心しますのは、稲盛塾長のお言葉は本当にわかりやすい。
子供でも分かるような言葉で例え話を交えながら事例をお話をされています。
稲盛塾長の京セラ創業当時の経営判断は、世間でいう筋の通ったことを「人間として何が正しいか」ということを基準として行われたとの事です。
我々凡人は、常に難しく考える癖がありますが、仕事や私生活の中での「人間として何が正しいか」をシンプルとらえる事が重要です。
「人間として何が正しいか」とは、公平、公正、正義、勇気、忍耐、努力、親切、思いやり、謙虚、というような言葉で表されます。
京セラが世界的大企業となったのは、世界に通用する筋の通った価値観があったからだと言っても過言ではないと思います。
この「人間として何が正しいか」という判断基準は、仕事に限ったことではなく、私生活や人間関係でも用いると良いのではないかと思います。
「人間として、やっていいこと、悪いこと」というベーシックな基準で判断していく事を考えると、年末年始にあったカルロス・ゴーン氏の国外逃亡やトランプ大統領によるイランNO2殺害行為は
人間としてのモラルから大きく外れるものだと、”平和基準”で考えると間違った判断だったと思います。
稲盛塾長からの「人間としての正しい生き方」を教わりまして、今後の判断に迷った場合は、「これって、人間として正しい事なのか?」と自問自答する。
そして社員同士の会話でも「それって人間として正しいのか?」という判断基準にして行きましょう!
稲盛塾長の仰る「仕事にも人生にも法則がある。その法則にのっとった人間は成功し外れた人間は失敗をする」との事です。
長い人生でのスパンで考えると小手先では無く、しっかりと「人間として何が正しいか」を持って行かないと宇宙の法則からのしっぺ返しとなり、因果応報となります。
私たちが一般的に持っている倫理観やモラルに反するようなものでは、中期・長期的に見たら絶対的に成功者にはなれないと、とても勉強になりました。