「シンプル・イズ・ベスト」

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全社員の幸福の為にド真剣に向き合いながら実践したいと思います。
とても、シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。

【今月のキーワード】は 『シンプル』・・・・。
《出典 京セラフィロソフィ P.599参照》

—————–「ものごとをシンプルにとらえる」
私たちはともすると、ものごとを複雑に考えてしまう傾向があります。
しかし、ものごとの本質をとらえるためには、実は複雑な現象をシンプルにとらえなおすことが必要なのです。
事象は単純にすればするほど本来の姿、すなわち真理に近づいていきます。
たとえば、一見複雑に思える経営というのも、つきつめてみれば〔売上を極大に、経費を極小に〕という単純な原則に尽きるのです。
京セラの[時間当たり採算制度]も、この単純化してものごとをとらえるという考え方がベースだそうです。
いかにして複雑なものをシンプルにとらえなおすかという考え方や発想が大切なのです。————————

我々凡人は、日ごろから物事を複雑に考えたり、マイナス思考へ向かってしまう傾向が多々あります。
しかし、稲盛塾長の目線は技術者としての考え方で、「技術者は実験をした時、その現象の中から本質的なもの、真理をつかみ取ろうとするものです。」とあります。
それが発明、発見につながるとの事。
技術者としてものごとの本質をとらえるためには、複雑な現象をシンプルにとらえなおすことがとても重要だそうです。
稲盛塾長からすれば、難しい経営もつきつめてみれば〔売上を極大に、経費を極小に〕という単純な原則に尽きるとの事。
いかにして複雑なものをシンプルにとらえなおすかという考え方や発想が大切そうです。
「Simple is best(シンプル・イズ・ベスト)」という言い回しをよく聞きますが、この言葉は「単純なのが一番」という意味ではなく、「これ以上削るものがなくなった状態」という意味だそうです。
削っていった結果、これだけはどうしても削れないモノであり、それが本当に大切なモノ、必要なモノなんだそうです。

先日、盛和塾生の先輩企業へ訪問させて頂きたくさんの学びを受けました。
その尊敬する社長は、「いかに限られた時間の中で生産性を上げるのか」を常に考えているとの事でした。
今後の世の中は、時代の流れとして”働き方改革”も含めて”働き方の中身”を益々考えていく必要があります。
その様に冷静に考えると「時間当たりの生産性の悪い仕事は辞める事も必要」だと仰っていました。
特に力を入れられているのが、「社内環境整備」との事でした。
無駄な時間、有効な時間を作ろうとシンプルに考えると(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と5Sになるそうです!
時間が無い時にモノを探す時間が無駄なので、徹底的に社内環境整備をされていました。
環境整備とは、コピー機、空気清浄機、清掃用具、ホワイドボード、椅子、傘の位置まで・・・がすべて決まっている状況。
驚いたのが、マジックの赤、黒、青の場所までが固定されている。

人間はすぐに大きい事をやりたがるけど、この「社内環境整備」も立派な改革!
その様に考えるとまず、我々は”環境適応業”として無駄な事をやらない様に努めなければいけない。
TTP(徹底的にパクる)では無いですが、成功企業の勝ちパターンを真似て、まずは出来る事から社内環境整備も始めましょう!

これからの時代の流れが早い中で変化を出来るのか?
そして時代の波に乗れるのか!?そして時代の波に飲み込まれるのか?
大きな事を考える前に、すべてのモノ事をシンプルに考える思考が必要だと改めて勉強になりました。
そして、物事を手前勝手の小手先で考えるのでは無く、稲盛塾長の仰るシンプルにモノ事を捉えて神髄は何なのかを真剣に考えなければならない。
令和元年の総決算として、社員の皆さんも仕事やライフワークも含めてシンプルに棚卸をしていきましょう!

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