万病に効く薬

今月も事業部会議がありましたので、前回に引き続き稲盛塾長の著書「働き方」を皆さんと共に輪読をして学んでいきたいと思います。
毎月、成功者である稲盛塾長の言葉を勉強しながら、皆さんと真剣に向き合いながら実践する事はとても重要だと感じています。
今月も、シンプルかつ直球の稲盛塾長の魂の言葉が胸に熱く刺さりました。

【今月のキーワード】は「万病に効く薬」・・・・。皆さん真剣に学んで行きましょう!

———–私は、働くことは「万病に効く薬」—-あらゆる試練を克服し、人生を好転させていくことができる、妙薬(素晴らしい薬)だと思っています。
自分たちの人生は、さまざまな苦難から成り立っています。
自分が望んだり、招いたりしたわけでもないのに、思いがけない不幸が次々に襲ってきます。
そのような苦難や不幸に翻弄されるとき、私たちは自らの運命を恨み、ついうちひしがられそうになってしまうものです。
しかし、「働く」こと自体に、その様な過酷な運命を克服し、人生を明るく希望溢れるものにしていく、素晴らしい力が秘められているのです。
それは、私自身の人生を振り返っても、明らかです。(中略)
みなさんの中にも今、働く意義を理解しないまま仕事に就いて、悩み、傷つき、嘆いている方もいるかもしれません。
そのような方は、「働く」ということは、試練を克服し、運命を好転させてくれる、まさに「万病に効く薬」などということを、
ぜひ理解していただきたいと思います。
そして、今の自分の仕事に、もっと前向きに、できれば無我夢中になるまで打ち込んでみてください。
そうすれば、必ず、苦難や挫折を克服することができるばかりか、想像もしなかったような、新しい未来が開けてくるはずです。
一人でも多くの方々が、「働く」ことの意義を理解をされ、幸福で素晴らしい人生を送っていただくことを心から祈ります。————-

上記の内容は、著者「働き方」の冒頭の部分で紹介されてい内容です。
本当に素晴らしい実話だと感じました。
稲盛塾長が仰るように、我々の人生は、様々な苦難から成り立っています。
自分が望んだり、招いたりしたわけではないにも関わらず、思いがけない苦難が次々に襲ってきます。
そのような苦難や不幸に翻弄される時、我々は自らの命を恨み、つい打ちひしがれそうになってしまいます。
特に社会人経験の少ない若い年齢層は、苦難に打ちひしがれて自ら命を絶ったりしています。
20歳~39歳の働き盛りのこの年代の死亡原因の一位をご存知でしょうか?
一位は自ら命を絶つことだそうです。
上記の様に働く意義を理解しないまま仕事に就いて、傷つき、悩み、嘆いている人が数多くいるそうです。

しかし、稲盛塾長は、そういう人には「働く」ということは、試練を克服し、運命を好転させてくれる、
まさに「万病に効く薬」なのだということを是非、理解してほしいと力強く語っています。
我々は、何のために働いているのか?生活費を稼ぐためか・・もちろんそれは当然のことです!
しかし、それ以外の意義はないのか・・・自分自身に問いかける必要があります。
抽象的ですが、僕は誰でも自分が幸せになるために働いているのだと思います。
その場合、幸せはどのような時に感じられるのでしょうか?
目の前の仕事に一生懸命、本気で打ち込むと幸せになれるのでしょうか?
是非、騙されたと思って、目の前の仕事に本気で打ち込み自分自身で身を持って実感してほしいと思います。
そうすれば今抱えている悩みもいつの間にか解消し、新しい人生の道が開けてくるはずだと確信します。

僕は、皆さんに是非お伝えしたい!
どんな困難にも負けずに一心不乱に働く事で夢は叶えられ幸せになれる!!
今年で、シューワグループも創業30周年を迎えます。皆さんの絶え間ない頑張りのお陰です!
18歳の創業時には、カネなし! コネなし! 技量なし! 学歴なし! あるのはやる気!・体力だけ!みたいな状況からのスタートでした。
バブル絶頂期に流行った言葉が3高です。
3高とは・・・高学歴!高収入!高身長!がもてはやされました。
正直、初めから灯油巡回販売がドハマりで大好きだったわけではなく、初めは冬場の仕事しかないという不安の方が大きかった。
何もない時代ですから!仕事のある喜びを持ちながら、とにかくやってみる。
できるか、できないかではなく、やるしかない!!
良く使う言葉のABCDE論です(A)当たり前の事を(B)バカにせず(C)ちゃんとやる!(D)出来るまで!(E)永遠に!
そういう心掛けで取り組んできたおかげで、能力が無くても何とかやって来れた感じで、自分自身や会社も鍛えることができたのです。

経験したことのない事や能力を遥かに超える事を要求されてきても、シューワグループは出来ませんも否定も一切しませんでした。
「やったことないからできません」という台詞は、逃げている人間の言い訳にすぎません。
成功と失敗を分けるのは、能力の差ではなく、どれだけ”ど真剣”であるか!その度合いによって決まります。
それは多くの挫折や試練の中で、一つの仕事に本気で一生懸命打ち込んでいくと、不思議なことに、苦難や挫折の方向に回転していた自分の人生の歯車が良い方向に逆回転し始めます。
ピンチはチャンスではありませんが、自分でもビックリするほど人生が変貌を遂げてきます。

最初から仕事を”好き”でいる必要なんてありません。
「働く」ことに、過酷な運命を克服し、人生を明るく希望溢れるものにしていく素晴らしい力が秘められていると僕は考えます。
だから、まずは仕事を好きになろうとする”心”が必要です。
そして、”好き”になろうとする”素直な心”が重要です。
どんな仕事であっても、それに全力で打ち込んでやり遂げれば、大きな達成感と自信が生まれます。
富士登山ではありませんが、確実に一歩、一歩の歩幅で確実に登る。
そうすると次の高い目標へ挑戦する意欲が生まれて、意欲が生まれれば、毎日、毎日が活力に溢れてきます。
「働く」ということは、困難や試練を克服し、運命を好転させてくれる、まさに「万病に効く薬」なのです。
ちなみに会社の存続率・生存率!1年後:40% 5年後:15% 10年後:6% 20年後:0.3% 30年後:0.025%
シューワグループも創業30周年ですが、変化対応力を持ってきたので10000社の内で2.5社に入って来れたと自負しております。
「好きこそ物の上手なれ」ではないですが、楽しみながら仕事に取りくみましょう!

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