史上最大級とも評された「台風8号」のニュースで始まった今週。沖縄県では特別警報が発令され、九州各地でも雨や風の影響を受けた地域も多数ありました。本州には大きな被害が無くて一安心でしたが、自然の脅威と普段からの準備の必要性を改めて考えさせられました。

宝の山

先日、日本社会をも揺るがしかねない、大きな被害(激震)が発生しました。皆さんもテレビや新聞でよくご存知だと思います。「ベネッセコーポレーションの個人情報流出」のニュースです。ベネッセコーポーレションは、「進研ゼミ」などの教材や「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などの雑誌などで有名な企業です。

ベネッセコーポレーションの個人情報流出

その企業で起こった、最大で2070万件もの顧客情報の流出。日本の全国民の6人に1人にあたる2070万件の個人情報が流出したワケですから事の大きさが分かります。この事件の背景には、平成17年の個人情報保護法の全面施行以来、世間一般が過剰なくらい敏感になった事が引き金になったみたいです。

個人情報の価値

テレビに出ていた匿名の名簿業者曰く「子供関連の個人データーは、正直、のどから手が出るほどほしい。」と語っていました。ひと昔前であれば学校の卒業名簿や企業情報が簡単に手に入りましが、最近は、名簿業界内でも特に子供関連の名簿は貴重とされるようになったみたいです。この顧客情報という「宝の山」が今回の標的になってしまったワケです。

子どもの生年月日がわかれば、いつ何を売り込めるか一目瞭然である。単なる「教材」だけではなく、大学入学や就職、そして結婚、マイホーム購入、最終的には、お墓の販売まで。生年月日一つだけでも、かなりの予測が立てられます。言葉は悪いですが、人の一生についてまわることも可能です。

ブランドイメージへの影響は

今年の6月21日に日本マクドナルドの社長から、経営手腕を買われ、ベネッセに移ったばかりの原田社長。就任早々、大きな壁にぶつかってしまったのだが、記者会見で社長が語った一言。
「ブランドイメージへの影響は計り知れない」
ブランドイメージの毀損と予想される巨額の賠償負担・・・。経営の根幹を揺るがしかねないことになるのは間違いないと思われる。このニュースを踏まえて、当社にとっての「宝の山」のあり方を考えてみたい。

我々も「対岸の火事」ではない

ベネッセと比べて規模は違うが、当社でも最低30万件の顧客データを保有している。決して、このニュースが「対岸の火事」ではないという事を理解してもらいたい。顧客情報漏えいの過去の事例から見ても損害賠償請求が起これば、会社の存続に係る事態になることもあり得る。以前にソフトバンクグループで情報漏洩が起きた時、1人当たり500円を補償したと言われている。もちろん、悲観的に考えるだけではなく、いかにして、「宝の山」を使いこなすのか?それを考え出すことの方が重要であることも事実だと考える。

これまでに述べたように、この顧客情報というのは「宝の山」であり、まさに会社にとって「金脈」である。「Face to face」「ドアtoドア」というシューワグループの強みを最大限に活かし、「宝の山」を有効に利用することが、これからのシューワグループの命運を握っているかもしれない。

シューワグループとして顧客に最高のサービスを提供するために、最大限にこの「宝」を活かす方法を、全員で考えてみたい。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役