先週の1月21日未明、アメリカ・ワシントンにて第46代大統領にジョー・バイデン氏が就任されました。
大統領就任式は、連邦議会襲撃テロ対策とコロナ対策のため一般市民の立ち入りが厳しく規制される異例の形でスタート。
参列したオバマ氏、クリントン氏、ブッシュ氏等の元大統領もマスクを着用。
そして、レディ・ガガ氏が国歌を斉唱、ジェニファー・ロペス氏が「わが祖国」を熱唱をして、とても素晴らしい演出でした。
その後、バイデン新大統領は聖書に手を添えて宣誓し、正式に米大統領に就任し、「団結こそ前進への道」と演説。
また、カマラ・ハリスが女性初、黒人初の副大統領に就任しました。

気になったのが、トランプ前大統領の就任式欠席です。
大統領就任式は、平和的な権力移行と国家団結の象徴として、退任する大統領が同席する伝統があるそうですが、欠席は1869年以来152年ぶりだそうでとても残念です。
この4年間のアメリカの「分断」の象徴的な根深さを痛感しました。
トランプ前大統領は、「心の底から言えるが最高の4年間だった。たくさんのことを共に成し遂げた。さようなら、いつかまたなんらかの形で戻ってくる」と大統領として最後の演説を行い、
今後の政治活動にも意欲を示しましたが、後味の悪い終わり方でした。
是非とも最後は、お互いに握手をしてのノーサイドで終わって欲しかったと思います。

今から、丁度3年前にトランプ人脈のある方のお誘いでアメリカ・ワシントンまで出向き、共和党の党大会に参加したことがあります。
今までの大統領に無い?やんちゃで破天荒なジャイアン的”なトランプ前大統領とあって、何かをやってくれそうなワクワク感が好きで応援をしていました。
通常では中々入れないホワイトハウス内覧もさせて頂き、大統領執務室、報道室も見学させて頂き感謝感謝でした。
しかしながら、先日のトランプ支持者による連邦議会襲撃の暴力は論外であり、金看板政策だった「アメリカ・ファースト」という言葉は失望に変わりました。
民主党・バイデン新大統領は、次々とトランプ前大統領の政策を変更をしています。
就任式の後、ホワイトハウスに入ったバイデン新大統領は、昨今の地球を取り巻く環境に関して「危機的な状況」と表現。
早速、パリ協定への復帰、連邦政府の建物内でのマスク着用の義務付け、イスラム諸国からの入国制限の撤廃、学生ローンの支払い猶予延長など計17の大統領令に署名。
特に気になるのが、脱炭素への主要な取り組みとして電気自動車の活用に言及しました。
トランプ政権は100を超える環境規制の基準を緩めたり撤廃するという、世界のトレンドに逆行する政策を続けてきました。
自らの重要な支持基盤である石油業界にも手厚い支援をしてきましたが、バイデン氏はクリーン・エネルギーへのシフトを進める為に約200兆円の投資を公約。
バイデン政権となり、クリーン・エネルギー促進へと大きな舵を切る形となりました。
シューワグループとしても、今後の対策をしっかりと考える必要があり、これは対岸の火事ではありません。

2つめは新型コロナの影響です。
昨年、1年間で新型コロナウィルスパンデミックへの対応をしくじったと批判されたトランプ政権。
もし、コロナ禍がなければトランプ氏が勝っていたのかも知れません。
その、「アメリカ・ファースト」の元での経済を優先した為に、アメリカの尊い命約40万人が亡くなり、世界最多の死者を出しています。
なんと、第2次大戦の米軍の死者を超えたそうです。
バイデン大統領が口にした「危機的状況下での団結こそ前進への道である」。
全く仰る通りだと思います。

やはり、これからの時代は、自国ファーストより、「利他の心」を持って行かなければ、世の中は決して上手くいきません。
反省ある毎日を送り、常に謙虚で、いかに反省を重ねるが重要かなとトランプ前大統領を見て、深く反省をした次第です。
「人の振り見て我が振り直せ」ですね。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役