先週の日曜日に実施された「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、今回も本当に僅差での反対多数となり、その結果都構想は否決され廃案となりました。
本当に残念な結果です。その差は1.7万票です。
これで地方自治が変わる。
今回は、旧態依然としたシステムが変革する唯一のチャンスでした。
色々と意見はあると思いますが、やはり今回も高齢者層の反対派に負けたと思うと悔しい思いがあります。
ただ、昨日から今日にかけて、色々な記事やニュース拝見して、橋下さん同様にわかりやすいコメントをされていました。
その言葉も交えて考えてみたいと思います。

今回の敗因は、維新政治へのNOということでは無くて、この10年での橋下、松井、吉村の主力メンバーが二重行政を無くして改革を進めた結果が多いにあります。
そして、大阪市民は割と今の大阪市で満足してきており、逆に大阪市を廃止することに抵抗があったのかと思います。
2008年当時には二重行政という病気がありましたが、”府と市”の不幸せからの脱却に見事成功をしました。
今の段階で”大阪都構想”という手術をしなくても、松井市長&吉村知事のタッグで”バーチャル大阪都構想運動”という”妙薬”で病気が治ってきたことが、皮肉にもこの結果になったのではと感じました。
そして反対派の理由も、大阪市がなくなるのが寂しいとか、今のままでいいという意見もあり、大阪市に対する愛を感じました。
大阪市が廃止され特別区が設置される方が、今でも大阪の成長スピードが早いと思っています。
しかしながら、大阪都構想が廃案になった今、これからは反対派の政治家の方にも責任を持って府と市が二重行政にならない政治を続けてもらいたいと切に願います。

単なる人の揚げ足取りの反対なら誰でもできる!!
私は10年前までは政治に対して、又は政治家に対してどこか一歩引いて見てきていた自分がいました。
選挙には必ず行きますが、仕組みを変えるほどの政治は無いと諦めがありました。
税金の無駄遣いを止めるなど・・・。そんなキレイな言葉が空虚に感じていました。
しかし、”身を切る改革”を掲げる大阪維新の会は全く違いました。
橋下さんは、府知事時代、大阪市の財政をみればしっかりと”身を切る改革”を行って来たと思います。
自身の報酬、退職金も大幅にカットして、府議会、市議会議員の議員報酬をカットしました。
そして公務員の給与を適正化して天下りを完全に廃止しました。
地下鉄など民営化を行い赤字を減らし、代わりに教育へ投資し、無償給食導入など教育政策を充実させてきました。
税金のムダをなくして、大阪の財政を良くして教育事業への投資を進めて、子どものための未来の政治を進めても、民意においては大阪都構想は敗れた訳です。
100%の制度設計はない中で大阪都構想の中味を知れば、反論の余地のないほど緻密にそして、ソフトランディング出来る制度設計でした。
反対派も具体的な反論や対案を一切出せない状態でした。
でも、「何か分からぬ大きな不安」をとことん煽った結果、半数が反対に回ったということです。

平和な時代の変革は、不安を煽られれば潰されます。
これもまた政治であり、民主主義は冷徹だと再認識しました。
都構想が廃案になったことで、住民サービスは逆に向上しにくくなるし、大阪全体の広域的な将来的戦略はビジョンが見えにくくなりました。
それにしても、前回の橋下さんを失い、今回も松井さんという素晴らしい政治家を失うことは先進国でありながらも、コロナ禍、少子高齢化、災害大国という大きな課題を直面に抱える日本においては、とても大きな損失です。
このダメージは都構想以上にリーダーを失う損失の方がとてつも無く大きいです。
コロナ禍と少子高齢化の中での現状を維持すれば、そこには衰退しかありません。
綺麗ごとの話し合いで物事は解決しないこともあります。
改革時には痛みを伴いながらも、どういう未来を創っていくのか、今の何かを否定しなければ生み出せないものもあります。

大阪都構想。
私は、素晴しい提案だったと思います。
そして、松井市長、本当にお疲れ様でした。
政界であなたを失うのはあまりに惜しい!!
類まれなる政治家であり、リーダーだと思います。それを支えた吉村知事も素晴らしい。
『小さな変化』と『大きな改革』の両輪によって、今を変えて行かなければ未来はありません。
シューワグループも維新スピリッツを見習って『変化と改革』を行いましょう!

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役