先週、超有名老舗企業さんへ訪問し商談をさせて頂きました。
資産や顧客がしっかりとあり事業も多岐にわたり、とても素晴らしい企業さんです。
しかし、詳細はあえて申し上げませんが、古き良き日本の高度経済成長時代ビジネスモデルを引きずった旧態依然の体質でした。
その超有名老舗企業さんを見て良し悪しは別として「ダチョウ症候群」の言葉を思い出しましたので、皆さんにご紹介して共に考えてみたいと思います。

「ダチョウ症候群」を改めて調べてみると下記の通りです。
—「ダチョウ症候群」(オストリッチ・シンドローム)とは・・・目の前にある問題や危険を直視せず、何もしないでやりすごそうとする心の状態。
体の大きなダチョウが、身に危険を感じた際に砂の中に頭だけをうずめ、安全な場所に隠れたつもりになっている様子にたとえたもの。
追い詰められたダチョウがとる行動にたとえられる、やはり追い詰められた人間がとる思考・行動パターンをいいます。————-
上記、解説通りで目の前にある問題や危険を直視出来ずに、周りへの気遣いから組織改革をしないといけないが何もしないでやりすごそうとするように見えました。

今、新型コロナ対策で注目の大阪府・吉村知事ではありませんが、やはりトップ自身が”身を切る改革”をしないと組織は著しく衰退するものだと・・・。
まさに大きな企業の事ですから、端から見ると「アタマ隠して、シリ隠さず」という様な無様な姿をさらしているのですが、組織全体が”茹でカエル状態”です。
そして、危険予知が少なくてまったく危機感に手を打てていない状態です。
これは「ダチョウ症候群」の恐ろしいところで、見えていても見ていない振りをして、このままではダメだけどやり過ごせばいいと思っている方が多いように感じました。
今年は、特に年初からの新型コロナショックで、今までの”常識が常識で無くなった”ことをもう一度、理解をする必要があります。
それは、我々国民も企業も政府も「ダチョウ症候群」になってはいけないと強く思いました。
新型コロナ以前の時代には、戻らない!戻れない!事を前提に、今の現実を逃避しても結局は現実に戻らないといけないワケです。
たとえ今の現実が苦しくても現実を「受け止め」て早急にチェックをしていかなければなりません。
今までの、PDCAサイクルよりもCAPDサイクルを早急に回す必要があります。⇒Check(評価)→ Act(改善)→Plan(計画)→ Do(実行) 最先端での課題・問題を洗い出す必要があります。

もともと、現実のすべてを受け止めることなど誰もできるわけではありませんが、砂の中に首を突っ込んで見ないようにしても、それでは決して問題は解決しません。
常にチェック機能を持ちながら健全な”危機感”を持つ事が必要だと思います。
企業の経営悪化が長期化して先が見えなくなり、原因他人論で何もしないでやり過ごす「ダチョウ症候群」に陥ってしまうと、思考停止が始まり、重症化になると現実逃避に走ります。
まさに”負のスパイラル”に突入したら手遅れです。
大手カメラフイルムのトップであった米国・コダック社はフイルムにこだわり過ぎた為に経営破綻をしましたが、日本の富士フイルムは、スマートフォンのカメラ機能向上やコンパクトデジタルカメラの普及で、需要が激減した本業に
見切りをつけて、写真フィルムから派生した技術をスキンケア化粧品、液晶用フィルム、医薬品などに応用して事業化につなげ、事業構造転換に成功しました。

差し迫った必要性がない限り、変わることが出来ないのは普通だと思います。
シューワグループでは【全社員の物心両面の幸福の実現】の約束の為に常に”危機感”を持ちながら、シューワ独自のニッチビジネスを強みにして、他のビジネスを巻き込み「アメーバ」化にしながら業態変化をします。
柔軟で即時性のある新たなビジネスモデルにより、10年先を見据えての布石を打つことが出来る企業となります。
今がとても苦しくても、現実を真摯に受け止めてその現実をベースに方針をつくり、全社員と英知を絞りながら経営を行う所存であります。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役