ある日の経営者勉強会にて興味深いお話をお聞きしましたので紹介したいと思います。

その社長曰く、今の成功している社長は皆さん”TTP”が得意との事!?
我々、ビジネスマンからするとTPP(=環太平洋戦略的経済連携協定)を連想をしますが関係はありません。
Tが2つにPが1つです。

「TTP」とは、Tettei Tekini Pakuru(=徹底的にパクる)の略です。
出元を調べるとランジェリー商品を扱うトリンプの元社長、吉越浩一郎氏の名言だそうです。

——————-引用:吉越浩一郎–凡人はTTP(徹底的にパクる)を信条に–

天才経営者ならともかく、私のような凡人には、千里眼のような能力はない。
バブルの時は、これが日本の実力だと勘違いしていたくらいだ。
そんな私が個別の施策を考える上でとった方針は、TTPであった。
TTPといっても何かの化学物質ではない。
他社のよいところを「徹底的にパクる」(TTP)ことを信条としたのだ。
これはいい習慣だなと思ったら、TTPするといいでしょう。
「これは!」と思う仕事のやり方はどんどん真似て、自分の血肉にする。
そうすることで、仕事の成果は目に見えて伸びていくことでしょう。——————————

上記を拝見すると要するに他社の良いところを”徹底的に猿真似すべし!”ということですね。
確かにビジネスの世界でも、目に見えない形の0から1(ゼロイチ)を作り出す労力は大変ですし時間が掛かります。
そして、新しい何かを考えたり生み出す事は、物凄くハードルが高いものです。
「TTP」を活用しながらアイデアをパクって、ちょっぴりオリジナリティを加えるだけでも、凄く大きな進歩となります。
その進歩こそが、自分の”自信”にも繋がっていきます。

働く中で、苦しくつらい下積みの時期や苦労をする時もあると思いますが、少しづつ改善を務めるようにしましょう!
この現場の日々の作業改善こそが、将来にとってとても役立つ事も多く、そこから学べる事も沢山あるのでドンドンと色んな仕事に積極的に取り組んで欲しい。
そうすると、自分の中で形が決まり、かつ次なる一手となり、打開する名案が出てきます。
特に今仕事に悩んでいる方は、身近なライバルをベンチマークとして「TTP」を実現しましょう!!

戦後の日本は、貧しい中でも急速に発展していきましたが、その歴史を紐解けば、そこにはいつも”なにくそ”と”欧米文化”への憧れがありました。
昔の松下電器(現パナソニック)の得意な戦略は、他社の作った製品を真似して類似の製品を作り、それを圧倒的な販売網を生かして売ることで開発元メーカーのお株を奪うことで有名でした。
例えばソニーが新製品を生み出したら、松下がすぐに「真似して」同じような製品を世に送りだすという戦法。
せっかく研究開発を重ねてオリジナルな製品を作っても、最大手である松下にすぐに真似されては、差別化ができません。
ゆえに、ライバルメーカーの営業マン等が、松下を皮肉を込めて「マネシタ電器」と呼んでいたようです。

「ランチェスター戦略」の中でも「同質化戦略」と呼ばれるものがあり、最も中心となる戦法論です。
言葉は違いますが、”学ぶ”は”マネブ”とも言いますね。
明治維新の原動力もきっとそうだったのかもしれません。
ただ、少しだけ真似をする中にも自分色を出す。そしてそれはいずれか自分の力となります。
良いと思ったことは、とにかく徹底的にパクる。
「TTP」徹底的にパクってから応用することを考える。
ゼロイチの何もない状態でスタートするよりも、”マネブ”から入るほうがスタートしやすい。
やってみてダメだったら早急にやめる。早くにダメだっていう事がわかれば尚、ラッキーと考えるべきですね!!

自分なりの方法は大事なことですが、それは基本をマスターしてからの事であり、特に現在は時代の流れが早いので常に修正すべきです。
基本は沢山のライバル社の良い所を見本として徹底的にパクって、食べては消化する事を繰り返しして「TTP精神」を身につけていきましょう!

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役