最近、社内で「権利」のみを主張する人が多いように思います。
「目的」「目標」「現状」「問題」「課題」をきちんと整理出来ずに「権利」だけを主張します。
今週は「問題」と「課題」の違いをについて考えたいと思います。

「問題」と「課題」について意味を正しく理解せず、混同してしまって頭の中でゴチャゴチャになって人が多いのではないでしょうか?
実は「問題」と「課題」について辞書を引いてみると、その意味合いについては然程、大きな違いはありません。
ビジネスで考えた場合の【例】で考えると下記の通りです。

洋食レストランの【例】

「目的」:洋食レストランで日本一になる。
「目標」:一日の来客数500名を目指す。
「現状」:一日の来客数は300名程度。
「問題」:目標よりも200名ほど少ない。
「課題」:DMの配布エリアを拡大する。新メニューを考案する。

この様に考えると意味合いの違いが分かりますね。

「問題」……【発生している状況】現状を把握して、目標とするものと現状とのギャップ。

「課題」……【自ら発見するもの】目標と現状のギャップを埋める為にこれからなすべき具体的アクション。
前を向いた…未来に向けたポジティブシンキング。

この様に考えると、自らの行動についても、問題だ!問題だ!と言う前に、長期的視野に立ち「課題」を発見し、なすべき「行動」を明確にするべきだと思います。

例えば、上記の洋食レストランでも同様です。
「売上が足らない」「利益が予想より出ていない」は、今の現状で起こっている「問題」です。
問題解決として、まずは速やかに売上を上げる為にさまざまな改善をしなくてはなりません。
しかし、「課題」として『二度と売上が下がらない状況を作らない事』と捉えると、売上・利益を上げ続ける為の仕組みを組織として作る事が課題解決となります。
売上・利益を上げ続ける為には、常に新しいお客様を創造する。
既存顧客に新しい商品を提供するしかありません。
そして、会社組織として『どのような行動・活動を続けなければならないのか?』を考え実行するのみです。

このような考えで解決すると、同じような事案は発生する事は無く、組織として底上げが出来きて自分自身も成長します。
いわゆるPDCA【計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)】を当たり前のように出来るようにする。
営業組織のルーティンになっている。
この「課題解決」をおろそかにすると、いつまで経っても、場当たり的な「問題解決」に奔走する事になり、組織は烏合の衆となり部下の成長や組織の成長もありません。

シューワ社内でもお偉いさんが増えて、数字責任もあり時と場合によっては短期的に「問題解決」もしなくてはなりませんが、
中長期的な視点から「課題解決」にも重点を置いて欲しいと思います。
「課題解決」が出来るようになり、業務改善もなされていけば同じような失敗も減るはずです。
このような思考が勝てる企業の『あるべき姿』なのです。

シューワ社内でこの様な土壌が出来れば間違いなく会社も社員も成長していく事だと思います。
社長という立場では当然ですが、この「問題」と「課題」を解決していかなければなりません。
しかし、社長が足元に発生した「問題解決」ばかりに気を取られていたのでは、恐らく、その会社の将来は危くなると思います。
社長は近い将来に「もしかすると問題になるかもしれない」事案を、いち早く発見・抽出して、良い方向性を導き出さなければなりません。
それを改善する実行部隊が「課題」として捉え、社長と連動しながら期限までに「課題解決」する。
期限を設けるのは、事案がまだ「課題」のうちに解決出来なければ、期限切れで「問題」となってしまい、ネガティブな事案となってしまうからです。

このような切り口で見ると、ビジネスでの仕事とは、元来「問題解決」と「課題解決」の連続です。
この両輪から成り立っている事が分かります。
現状起こっている「問題解決」だけをしているだけでは駄目な事も分かるはずです。
上記のように「問題」と「課題」の違いは、ビジネスにおいては明確です。
特にシューワでのお偉いさんは、この2つの違いをしっかりと認識し、上手く使い分け、組織の成長に繋げて欲しいと思います。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役