——今月も店長会議がありましたので「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に毎月輪読し、実践していきたいと思います。
毎月、成功者の稲盛塾長の言葉を勉強しながら、皆さんと真剣に向き合う事は重要だと感じています。

今回、稲盛塾長の”タクシーのメーター6分ごとに250円”の言葉には胸に熱く刺さりました。
皆さん真剣に学んで行きましょう!

出典 京セラフィロソフィー  P.530参照 ——–

—–「京セラでは、アメーバ単位で『時間当たり採算制度』を実施し、職場での仕事の結果が誰にでもはっきり分かるようになっています。
社員1人1人が経営者意識をもって、どうすれば自分たちのアメーバの『時間当たり』を高めていけるかを真剣に考え、実践していかなければなりません。
常日頃鉛筆1本やクリップ1つにいたるまで、ものを大切にしようと言っているのは、こうした思いのあらわれです。
床にこぼれ落ちている原料や、職場の片隅に積み上げられている不良品が、まさにお金そのものに見えてくるところまで、私たちの採算意識を高めて行かなければなりません。」
京セラの理念ではこのように述べられています。
京セラでは現場の職員が使う原料や部品の単価がいくらであるかということを熟知しています。
一つのビスを落としそれを踏みつけてしまい、使用不能にしてしまいますと、幾らの損害が生じたかを職員自らが知るところまで採算意識が高められているのです。
そこにはもったいないという意識が自動的に生じて、部品1個、原料1グラムを大切に扱うという精神が育っていくことになるといえます。中略

さらに具体的にお話ししますと、例えば会社で、ある仕事を秘書に頼んだとします。
ところが手際が悪く、わずか一枚の紙にまとめた内容をパソコンに入力して持ってくるだけなのに、その作業に半日もかかっている。
最近の大卒の初任給は、二十万円くらいはするでしょう。中小企業でも、残業代含めると人件費は一人当たり月平均三十万円くらいはかかっているだろうと思います。
ボーナス含めると、約四十万円。ひと月の稼動日数が二十日間とすれば、一日当たりの人件費は二万円となり、一日の労働時間を八時間とすれば、一時間は二千五百円になります。
それをさらに十で割れば、六分二百五十円です。つまりタクシーのメーターみたいに、六分たてば二百五十円ずつかかるわけです。
そう考えれば、ただウロウロして過ごしている従業員が目障りになってくる。
二百五十円があの辺をウロウロ、この辺をウロウロ、何もしないでふらついているを見るにつけ、もうたまらない思いがします。——-

上記の様に、事業として成り立つ最小単位まで細分化し、アメーバ毎に売上の最大化、経費の最小化を徹底する。
最終的には、時間あたりの付加価値を計算して、その最大化を追求していく。
アメーバ経営は、京セラの稲盛塾長が開発された経営管理手法で、少人数のチームを作りグループ化として全員参加型経営を実現することを目的にしています。
有名な話としては、倒産したJALの再生では、官僚主義で固まったエリート集団から反発を受けながらも、破綻企業だったJALを営業利益率15%とダントツの高収益を誇る航空会社へ再生。
各国有名な国際線の航空会社の営業利益率が5%前後であることを考えると驚異の回復力と数字です!
”フィロソフィ”と”アメーバ経営”で短期間で再生させた手法です。

その様に考えると、確かに経営の基本は、いかにして売上を大きくし、使う経費を小さくするかという事です。
売上を大きくするのは主に販売の仕事ですが、経費を小さくすることには全ての社員が関わっていて、誰もが工夫次第で経費を減らすことが出来ます。
いわば、全員が会社の経営に参加しているワケで、一人一人がどれだけ採算意識を持つかによって、会社の利益と社員個人の収入が大きく違ってきます。
採算意識を持つためには、会社の中の全てのものにコストがかかっていることを知り、その金額に関心を持つ必要があります。
シューワを例にとれば、灯油巡回で考えると特に時間帯効果を考えるべきで、いかに無駄な動きをしていないか?
そして、軽油代、高速代の効率を考えて経費の節約に努め、採算性を計算をすることが重要です。
我々凡人は、余裕が出来るとついつい経費に対する感覚が甘くなってムダな経費を使いがちです。
会社も同じで、景気のいい時にお金を散財するケースが多く見受けられますが、長く続いている会社は倹約の思想が社内に定着していて、どんな時もお金の使い方が慎重です。

ところで、トヨタグループで有名な”カンバン方式”があります。
その標語はいつも、”原価低減””コスト改善活動”、 合い言葉は、”乾いた雑巾を絞る”とあるそうです。
この生産方法がジャストインタイムを生み出し、絶え間ない改善によってコストの削減に努め、豊富な手持ち資金を蓄積することで安定した企業体質を作りあげていると言っても過言では無いと思います。
この徹底した採算意識が全社のすみずみまで浸透している!だから、世界一のトップ企業へと成長したのだと思います。

昨今、よく耳にする”働き方改革”があります。
単に時短や業務効率改善を進めることが働き方改革では無いと思います。
以前にもブログでも書きましたが”働き方改革””中身改革”が重要だと!
いかに、”時間に対しての生産性”を考えることが一番だと思っています。
従って、不採算事業や仕事の中身も改善されるように工夫をする。
”働き方改革”これを劇的に変えようと思ったら、それができる人は会社の中の”一人ひとり”だと思います。

「採算意識を高める」 社長と幹部と社員が一糸乱れぬ本気な考え無しにメタボ体質を変えることが出来ません。
社員の”意識改革”を成し遂げた企業だけが永続的に発展する高収益性企業、そして優良企業となることが出来るのです。
その意味で常に”採算意識”を持ってもらえるように意識付けしていくことが、社長と幹部の大きな役割とも言えます。
フィロソフィの「採算意識を高める」は、”働き方改革”の最重要な”要点”である事を理解して欲しいと思います。
皆さんも本気で”働き方改革”と”採算意識改革”を進めましょう!

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役