日本電産の永守会長兼社長が、今年3月に京都学園大学の理事長に就任し、この大学は大きく変わり始めました。
永守氏が目指すのは、東京大学、京都大学に次ぐ大学ナンバー3の座です。
永守氏は「10年以内に世界の大学ランキング199位以内に入る」と宣言しておられます。
それには東大、京大以外の国立大学や早慶などトップレベルの私立大学をごぼう抜きにしなければならない。
そんなことは果たして可能なのか

一見、無謀にも思えますが、日本電産を一代で世界首位のモーターメーカーに育て上げたカリスマ経営者は、「実現は十分可能」と自信を見せておられます。
今年4月1日の入学式で新理事長として「君たちがどこの大学に落ちてここに来たのかは知らないが、落ちたことなんて気にするな」は、「永守節」全開で新入生に奮起を促した。そうです。
全国約600校のうち4割が定員割れを起こすなど、少子化の影響で冬の時代を迎えている私立大学のなか
比較的歴史が浅く、知名度で伝統校に劣る私大は、とりわけ厳しい立場に立たされています。

京都学園大も例外ではなく。2012年までは、定員割れがしばらく続いていました。
15年に設立した健康医療学部が人気となり、一時に比べると状況は好転したようですが、

しかし、厳しい競争に勝ち抜くには、さらに改革を進める必要に迫られており、そこで大学側が白羽の矢を立てたのが、
日本電産を一代で時価総額3兆円、世界一のモーターメーカーに育て上げた地元京都出身の永守氏だったのです。

永守氏はかねて、電気自動車(EV)やロボットの本格普及などで、近い将来、国内のモーターエンジニアが大幅に不足する事態を予想して危機感を抱き、私財を投じて「永守財団」を設立されています。
永守氏は、さらに日本初のモーターエンジニアを養成する単科大学の創設も計画し、京大の近くに約10万平方メートルの土地も購入しているようです。
このように新しい時代に向けての準備をされています。

永守氏の就任が前年に発表され、18年度の志願者数は、前年比60%増、早くも「永守効果」が表れたとのことです。

30年くらい前、ス-パ-ダイエ-が全盛のころ、このダイエ-が神戸に創立した
流通科学大学がこの大学を出るとダイエ-に就職できるということで関西の関関同立に次ぐレベルに一気に駆け上がったことがあります。
私にはこの京都学園大学にこの時の流通科学大学のことが重なってきます。
この京都学園大学から多くの学生が日本電産へ入社できるのではと想像いたします。

さらに、19年度に大学の名称を「京都先端科学大学」に変えるとのことです、
翌20年度にモーターエンジニアを養成する「工学部機械電気システム工学科」(仮称)を新設することも決定しています。
確実に「AI化」や「電気自動車」等、今後の産業の中心となる分野の人材育成を考えた舵取りとなっています。
モーターエンジニアを養成する専門学部は全国で初めてということです。同時に必要な教員も採用し、最新の研究設備を導入するため、私財100億円以上を寄付することも明らかにされています。
改革案には、経営者として世間をアッと言わせてきた永守氏らしい仕掛けやアイデアも盛り込まれています。
一例が、京都府亀岡市にある亀岡キャンパスを再開発し、EVのテストコースやドローンの実験場を建設するという計画です。

「経営者は若者に夢を与えることが大切」と永守氏はその意義を強調されます。

最近の矢野社長は京セラの稲盛和夫さんの思相 経営哲学を取り入れようと、矢野社長は多くの局面でこの話をよくされていますが、ここに出てくる日本電産の永守会長とも含めて3人の方はどっか似ておられるように思います。

「日本BCPの上場」、「ニッチビジネスの推進」、「新規事業への進出」、10年後にはニッチ産業に多くの企業が進出してくるであろうという予測、これらをよく伺いますが、最近実際にそうなるだろうと私もそう思うようになりました。

実際に矢野社長がイメ-ジされることをすべて私はまだ掴みきれてないでのすが、
矢野社長が言われる「ニッチ産業全盛時代」にシュ-ワGでもなにをやるべきかと思い始めています。

新規の事業に進出するには、まずは資金作りですが、日本BCPの独立子会社化や多くの事業の進化によってそのための準備はできていくと思います。
それよりも、「全社で考えて準備を進めていくべきと思います」。「全員で」。

この新しい時代の流れのなかでシュ-ワGは、今以上にビジネス界の中心にいるように将来を想像してその準備をしていくべきだと思います。
私自身も具体的には案はまだないのですが、
できればシュ-ワGの中にもの「AI」や「EV車」にかかわる事業を起こせないかと思います。

稲盛さんの京セラも 永守さんの日本電産も経営者一人がこのような発展のエンジンであったわけではなく、この企業の方針や理念に共感した全社の社員全員が発展のエンジンになっていったのだろうと改めて認識いたしました。
来たるべきステ-ジで大暴れするため全員が日々研鑽して役割を担っていただきたいと思います。

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筆者:松山信仁
シューワグループ
執行役員部長