今週の日曜日に今更お伝えする事も無いとは思いますが、東京都議会議員選挙において、小池都知事率いる『都民ファーストの会』が圧倒的な大勝利となりました。

そして、自民党と民進党の歴史的な大敗。

大敗への分析としましては、多くの新聞、テレビで報道されている通りに森友&加計学園問題や、閣僚の失言に対する批判票という見方が一般的です。安倍政権の圧倒的な力での強行採決を繰り返す、自民党への不信感への警鐘が鳴らされたという声もあります。現在の安倍政権は数の論理においても確かに強い。

東日本大震災後の2012年民主党から政権を奪還した中で、安定的に国政の舵取りをやって来て確かに『アベノミクス』効果もあり表面的には景気は上向きになってきました。

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風を作る力

しかし、今回の小池新党の圧勝劇の裏側は『都民ファーストの会』政党の公約や政策への圧倒的な支持というよりも、「今の自民一強には任せられない」「他よりはまし」という消去法の選択が集まり大きなうねりの風が起きた状況では無いでしょうか?

何よりも小池さんの上手な所は、元大阪府知事の橋下さんとも似ている作戦で、民意を味方につける戦法で『風を作る力』がうまい!元々の古い政治の旧態依然とした強大な組織にメスを入れて立ち向かうヒーロー的な戦略戦術です!クリーンな女性がグリーンを意識して孤軍奮闘して頑張るイメージ作りが奏功しました。 

そして、次々と大きな相手を的にして、自民党都連のドンの戦い千代田区長選の圧勝、元東京都知事選の圧勝、東京都議会議員選挙での圧勝、梃の原理のように、気持ちの良いほど大きな相手をなぎ倒していきながら都民を味方につけて行く『風を作る力』ですね。これらの実力者を仮想的な敵としてマスコミが面白く可笑しく取り上げたことで、民意が取り込まれたことは間違いありません。

その結果、大きなうねりの中で政治も動いていますが、完全にアウエーの風が吹いているのが、民進党です。自民党に対抗する民進党は蚊帳の外へ追いやられ、批判票の受け皿にはなり得なかったのです。離党組も踏まえて「離党ドミノ」は加速する可能性が大きく出たようです。

さすがに華がある――と好意的に見る向きも少なくなかったのだが、いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでしまったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だという自らの名に触れつつ、代表としての抱負を熱く語ったのはわずか10カ月前である。自民党の歴史的惨敗や都民ファースト躍進とともに、東京都議選であらためて浮かび上がったのはこの党の体たらくだ。獲得したのはたったの5議席。国会では野党第1党なのに、こんどの選挙では蚊帳の外だった。「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」。世阿弥の「風姿花伝」にある言葉だ。観客を感動させるものはワクワク感や新規性だということだろう。残念ながら、かの蓮の花はそんな魅力を放つことがないまま今日に至る。花の下の泥の池で、レンコンに徹すると意気込んだ幹事長の罪も一通りではない。

7月8日 日経新聞社説に引用

皮肉満載の社説で思わず笑ってしましましたが、確かに最近の民進党を見れば、蓮舫代表は焦るばかりなのか、ヒステリック調に自民党を罵りながら足の引っ張りと重箱の隅を突く様にしか見えない状況です。

蓮舫代表の焦りからかどうにも表情が硬いですね。

その様にみると民進党が勝手に墓穴を掘っていて、未だに次の路線も定まらい組織状態では無いでしょうか?日経新聞社説にもあるように、観客を感動させるものはワクワク感や新規性が重要であり、その様に考えるとこの点でも蓮舫代表よりも小池さんの圧勝ですね。

いわゆる小池さんは、上手に都民のフラストレーションを古い体質の江戸の悪代官をやっつける戦略戦術として風を作りあげました!!

そして、小池さんに大変勉強になるのが、スピーチですね。TPOをわきまえたユーモア力や言葉使いやわかりやすいネーミング(クールビス・都民ファースト)などは、全ての人々の耳や目を奪ってしまいます。自分自身も飽きさせるどころか次は何を語るのだろうか!次なるアンテナを彼女が伸ばしてくるくらいのパワーを感じさせます。

「人の振り見て我が振り直せ」ではないですが『風を作る力』を勉強になります。

最後に

今回の選挙結果は結果として真摯に受け入れたとして、本当の勝負はこれからでしょう。小池ブームに乗って当選した若い議員の方々の資質も含め、実行力、決断力、人間性が問われます。政治の世界も経営の世界も「結果」がすべてです!!

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役