物流部で取り組む今期の新規取引で仕掛けたSeven11には、物流部門のレベルアップ(企業レベルの引き上げ)する上で学ぶべき事が多くあると考えてます。この取組で目的とする齎す効果と、コンビニ業態の凄さについて報告しておきたいと思います。

有事の際のリスクを最小限に災害時の燃料確保について【BCP対策】燃料の緊急時供給契約専属貯蔵サービス・専属配送サービス

今回の取り組みの目的(効果:狙い)

  1. システム・オペレーション集約型小売業の最大手Seven11との取り組みである事
  2. 物流部取引で伸ばせる(増車出来る)新業態である事
  3. 運送業として効率的な昼夜2運行が出来た事(今期5車両の実施目標に掲げていた)
  4. ロジネットワークとの取引関係を持てた事(運輸会社との取引強化)
  5. セブンファイナンスサービスとの関係で中古車両の格安購入(リース契約)ルートが出来た事
  6. 営業所開設可能な規模で登録車両の整理に繋げるチャンスであった事-以降2-3年間の車両登録が京都・東大阪・堺3拠点で可能した事

今回の取り組みで得たこの多岐にわたる効果こそ、物流部の将来にとって記憶すべき成果と考えてます。承諾を得ました事にお礼申し上げるとともに、拡張の速度を上げていく事を約束させていただきます。

コンビニエンスを牽引し続けるSeven11の凄さとは

日本のコンビニエンスはイトーヨーカ堂が米国からSeven11を日本に持ち込んだ事から歴史が始まりました。間をあけずダイエーがローソンを展開するのですが、当時ローソンの1号店が豊中の桜塚にオープンしました。ダイエーと取引のあった私の勤める食品卸も当然のように取引に加わり、今回同様に冷凍事業部として、入社間もない私が配送を担当しましたので、思い入れは強いものがあります。

当時の店舗は現在と違いレンガの壁で覆われた外観で、品ぞろえが当時のスーパーでも見かけないような輸入品の差別化された品揃えであったように記憶しています。

70年当時は商品カテゴリ毎に仕入先がありましたので、1日店舗には70台のトラックが納品に訪れていましたが、それを10年かけて配送センター化で共同配送化をいち早く取り組んできたのがSeven11なのです。

当時仕入れ業者は、店舗の小ロッドの注文に苦慮しており、展開当時は撤退する業者も出た為、物流の不満を解決しなければ多店舗展開は出来ない(賛同を得られない)に気付かれたようです。これで生まれたのがSeven11のドミナント式出店に繋がってきます。

更には、その後の10年で3温度帯を1台の車両で配送できる車両開発にまで手を染めるようにして、移送の効率化を図ってきました。

お陰で今では1日10台程度の配送台数まで減らしてきたわけですから、20年で7分の一迄落としてきたことになります。同時に商品開発・改廃に力を入れ、メーカーとの連携での共同開発を進め、高い収益性を実現しているのが、コンビニエンスなのです。

40年強の歴史で未だに業界最王手を維持し続けるセブンイレブンに学ぶことは当然ながら多く有る訳です。

日本のコンビニ大手の比較でみてもSeven11と他社との大きな格差が未だにある事が分かります。

Seven11 店舗数 19,600 日販売上 650,000
Famirymart 店舗数 18,000 日販売上 530,000
Roson 店舗数 16,000 日販売上 550,000

Seven11の他社との日販10万円の壁は何十年を破られず、未だに続く高い壁のようです。ここに興味を持ってみていくと参考にすべき点が多く有ると思いますので取組の参考にしております。

まず第一には、関係部署での動きを全体最適を考えシステム化してる事(効率/生産性に繋げている)まず第二には、売上を上す努力を徹底して追求してる事

  1. 20年前からウエザーニュースと提携して店舗20km圏内の天気予報と曜日・催事を加味して発注させチャンスロスを軽減させる取り組みを徹底してる事
  2. ATM導入で物販のみならず来店客数を伸ばす事を絶対とした思想を常に具現化している事
  3. Sevenプレミアムとしてメーカー共同で商品開発、単価UPだけにとどまらず売り場でブームを作り上げてる事

少子高齢化が進む中で、Seven11は『来店を待つ』事から、取次の利便性や近隣500メーター範囲迄の配送を電気自動車/バイクを用意して、『自前で運ぶ攻勢』に出てきました。移動コンビニと同じ発想ですね。

今回物流部では、Seven11の精度化された配送体制・対応マニュアル(訪問時間制限・誤配即時判明)する為、即クレームとなりドライバーの降車指示、取引の停止に繋がる厳しさを植え付けたい。これまでの取引先にはないものであり、当初誤配ミスを発生させたのもこの認識が希薄であったと言える。

また、ロイヤルティーの代償として顧客第一(オーナー)で運営してるの対応の在り方についても参考にする事は多いと思っている。特に取引業態を増やしていく中で、このコンビニ特有の業務は単調だが、誤配・時間の制約の重大さだけはしっかりと身に着けておきたい。

今回取引のSeven11はそれを永らく他チェーンに先んじて高みを目指し続ける姿勢、商品開発・金融・物流迄にも精通した学ぶべき点の多い企業だけに、配送だけに終わる事なくその背景を考え、活動の参考にしていこうと思います。『創造』企業であり、常に『創出』し続けるSeven11は商品は本当に美味しいし、面白いとおもいますよ。

有事の際のリスクを最小限に災害時の燃料確保について【BCP対策】燃料の緊急時供給契約専属貯蔵サービス・専属配送サービス

筆者:河野和昭
シューワ株式会社
物流事業部
事業部長