今週は、二つの大きなニュースに驚きました。皆さんもご存じの約8年ぶりの減産合意が正式に決定しました。その余波で、日本国内は一気に株高円安への進行となり、一時的には良い思いをされた方も多いのかも知れません!!いろんな意味で注目されていたOPEC総会は、減産合意という事で決着!

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OPEC減産と電気自動車にシフト

各国と協調を求められていたロシアも協調する方向の声明を発表したことで、一先ずは投資家心理はそれまで安全性が高いといわれていた円を売る方向へ傾き一気に円安が加速し、114円/$まで進行したようです。

このような状況になりますと、原油価格の上昇の上に円安が追い打ちをかけて、日本の元売りメーカーも石油価格は一気に上昇してきました。

当社の灯油のように短期の季節商売ですと非常に残念ですが、原価が上がった分は値上げをお客様へお願いをしなければなりません。中東の各国の経済が苦しい事も手伝って、一旦原油価格は主要産油国の減産合意減産が必要だとの認識で一致しましたが、根本は変わっていません。

OPECで盟主のサウジアラビアはイランにシェアを奪われまいと行動し、イランは生産量を経済制裁前と同じ日量400万バレル程度まで回復させる方針を変えておらず、リビアとナイジェリアは武装勢力の攻撃から減産に陥ったが、生産を本格的に再開している。

イスラム教のスンニ派とシーア派の盟主を自負するサウジアラビアとイランの両国が、実際にシリアやイエメンを舞台に「代理戦争」を繰り広げていることを考えると、どちらか一方が歩み寄る公算は小さい。

今後の原油価格動向に注目されることになりますが、シェールガスや電気自動車や新技術の事を考えると喧嘩をしている場合ではないでしょうか?このような状況が続くと世界から燃料不要論が勃発される時代になってくるのかも知れません。

下記の衝撃的な記事がありましたので、参考にしながらご紹介したいと思います。


ドイツの有力週刊誌「デア・シュピーゲル」が報じたところによると、ドイツ連邦参議院(Bundesrat)が、2030年以降にガソリンやディーゼル機関など内燃機関を使用した 自動車を禁止する決議を採択した(参考:DerSpiegelのドイツ語記事、ドイツ連邦参議院のツイート)。

同じくこのニュースについて報道した米フォーブス誌によれば、決議採択はただちに法的効果を有するわけではないが、ドイツの規定がEU全体の規定になる場合が多いため今回の採択が今後、欧州の環境対策の大きなターニングポイントになる可能性が高いという。(参考:Germany’s Bundesrat Resolves End Of InternalCombustion Engine、Forbes)。

2015年に採択され、今年11月にも発効する見込みとなっている地球温暖化対策のための新しい枠組み 「パリ協定」では、EUは2030年までに二酸化炭素排出量を1990年比で少なくとも40%減少させるという目標を提出している。連邦参議院議員のオリバー・クリッシャー氏(緑の党)は、デア・シュピーゲルに、「パリ協定を重大に受け止めれば、2030年には路上から内燃機関を搭載した自動車はなくなるだろう」とコメントしている。(参考:COP21の成果と今後、環境庁、PDFファイル)。

■2030年でガソリン車が消える?日本はどうする、世界中が電気自動車にシフト

パリモーターショー2016で公開されたメルセデス・ベンツ「Generation EQ」 パリ協定の発効もあり、驚くべきことに世界中の自動車メーカーが突如電気自動車の方向に舵を切った!なかでも激しいのはドイツ勢。「2030年までに化石燃料燃やす新車の販売を禁止する法案」に反応し、VWグループ、メルセデス・ベンツ、BMWいずれも電気自動車を本格的に導入すると発表。

アメリカでは電気自動車を販売しなければ、反則金を払わないといけない制度を立ち上げており、今やテスラなどクルマを売る利益率より電気自動車を作ることによって入る報奨金の収入の方が良い状況。中国も突如国内のメーカーにリチウム電池の増産を働きかけ、すでに世界一の生産能力を倍増させる。

出遅れてしまったように見えるのが日本だ。リチウム電池や電気自動車の販売で世界をリードしたものの、ここにきて足踏み。今年1~9月の電気自動車販売台数を見ると、アメリカ11万台、欧州10万5千台、中国22万台に対し、我が国は1万5千台規模と伸び悩んでしまっている。

直近のモーターショー見ても、世界中の自動車メーカーが新しい電気自動車を出展しているのに対し、日本勢ときたら皆無に近い。トヨタやマツダあたりは押っ取り刀で「電気自動車を開発する」と発表したものの、未だ具体案無し。


正直、上記の記事を拝見して驚愕しました。ガソリン車から電気車に燃料が変わると車の材料も内燃機関系から電気制御で大幅に変わります。日本の自動車産業は一大産業ですから、仮に電気自動車の生産拡大に切り替えたら下請けのエンジン当の鋳物屋や素材の加工をしている工場等は壊滅的な打撃を受ける事は間違いないでしょう!

もちろん、我々の石油業界は完全にマーケット縮小は避けられません。その様に冷静に考えると日本の経済産業の根幹を揺るがす一大事だと感じました。ここまでくると、AIロボットも電気自動車も含めて時代の流れは加速するのでは無いでしょうか?

広い意味で付加価値を付けたサービスでお客様に満足を得ながら、優秀な社員を教育しながら、新しい事業形態を「アメーバー」のように柔軟に開発をして行く。そして、血気盛んに「海賊」のようにたくましく事業を開拓する。

やはり、これからの時代は物事一つの「固定概念や正攻法」では物事の解決を出来ない時代の様相になってきたと強く感じました。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役