日本は、先進国の中で最もイノベーションが少ない!といわれていますがなぜでしょうか?イノベーションを起こす為には、セレンディピティー(偶然の幸運)や常識を覆す必要があるとも言われていまが、本日は、常識について話をさせて頂きます。

では、常識とはなんなのでしょうか?goo辞書で調べてみますと『一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。』と書いてあります。では、常識と現実は同じでしょうか?

中国の歴史

中村君、君は中国に行かれた事がありますよね?では、普通の人より中国のことに精通されていると思いますが中村君、中国は、何年の歴史ですか?

中村:3000年以上だと思います。

皆さん、中国は数千年の歴史だと思われる方お手をお願い申し上げます。先ほど、中国は数千年の歴史があると仰っておられましたが、ちょっと質問を変えてご質問しますが、中村君、中華人民共和国の何年の歴史ですか?中国大陸の歴史が数千年であり、現在の中国大陸を支配している国が中華人民共和国(中共)であり、1949年からですので67年の歴史なのです。

ちょっとご紹介しますと、明(1368年 – 1644年)清(1616年 – 1912年)中華民国(1912年 – 1949年)中華人民共和国(1949年 – 現在)

中共と日本は戦争をしたことがありません。当然ですね。終戦は1945年なので1949年からの中共と戦争できる訳ないですよね。中華民国(現在の台湾)や清とは戦争になりましたが、日本人が一般的にいう中国(中共)とは戦争をしたことがないのです。

日本の歴史

中村君は、君は日本人ですか?

中村:はい

中村君では、日本は何年の歴史ですか?

中村:2000年位ですか?

よくご存知ですね!社長の誕生日は、建国記念日ですが、神武天皇が即位されてから今年で2676年です。余談ですが、元々建国の日は、紀元前660年1月1日ですが、明治5年に旧暦から太陽暦に変わった影響で2月11日とされたそうです。

色々な見方がありますが、世界で最も長い歴史を持つ国は、日本だといわれています。これも事実ですが常識では無いですよね?

1秒の長さ

時間の長さも常識だと思いますが、1秒の長さはどのように決まっているかご説明頂けますか?大黒君

大黒:・・・?

分かりにくいですよね!一日の長さLOD(Length of Day)と言われていますが、地球が一回転する時間を24時間で割り1時間を60分で割り1分を60秒で割ったのが1秒、これが常識ですよね。

実は、LODは現在は利用されていません。天文観測からLODには変動があるとして、1967年からはセシウム原子時計が採用されています。

現在、一番正確な1秒とは、セシウム原子が約91億92百万回(正確には、9,192,631,770回)振動すれば1秒ということになっています。

精度としては、クオーツ時計で利用されている水晶では、100万秒に1秒ズレてしまいます。凄く制度が高いように思われますが、100万秒はたった11日半でしかありません。これにと比較してセシウム原子を利用した原子時計は、1万年から10万年に1秒のズレと非常に正確なんですね。

地球の自転

山根君、君が今までの人生で乗った一番早い乗り物はなんですか?

山根:新幹線です。

どの位のスピードですか?

山根:時速500Km位です!

うぉ~早いですね。ちなみに、我々がたっている地球は、時速10万8千Kmで太陽を公転し時速1700Kmで自転しています。猛スピードで宇宙の中を進んでいるのです。

ちなみに自転速度が時速1Km(1/1700)遅くなれば、世界中の空港で飛行機が墜落しそうになるそうです。地球の自転速度が変わらない事を前提としたGPS連動ナビゲーションシステムが破綻し非常に危険な状態に陥るそうです。

余談ですが、地球が自転しなくなると人類は滅亡するようです。

皆さん、時速70Kmで走っている車が71Kmになった事を体感できるでしょうか?難しいですよね。たった時速1Km地球の自転スピードが落ちるだけ静止衛星の位置がズレてしまい大変な事になるのです。これは常識ではありませんが、事実なのです。

放射線

最近、福島県に行く事が多いのですが、常磐道には放射能の線量計が設置されていて、注意を促されていますが、放射能を防ぐには常識としてどうすれば良いと言われていますか?

誰が考えても一番良いのは遠く離れることですね。それが出来ない場合は、分厚いコンクリートや鉛等が防いでくれると言われていますよね?

皆さんご経験された事があるかと思いますが、レントゲンを撮る時も技師の方は鉛で遮蔽された部屋で放射線から身を守りますよね?テレビで良く見かける光景ですが、原発事故で対応されている方が着られている放射能防護服はどんな素材ですか?

分厚いコンクリートですか?それとも鉛で覆われているのでしょうか?そんなもので服が出来ていれば動けませんよね?如何にも放射線から身を守ってくれそうな『放射能防護服』という名前で、遮蔽効果の極めて少ない服を着せて、死地へ送り込む!ある意味犯罪行為だ!といわれても仕方ありませんよね?

また、驚くべきことに原発事故前と後では放射能に関する基準が大きく変わっています。皆さん調べてみてください。随分とおかしな事に気付かれることでしょう。自分達が信じているものは危ういですね。

ちょっと調べると現実は似て非なるものであったり、歴史的発見で今までの常識が180度覆ることもあるのです。

伝統の地

特に、イノベーションが起こりにくい環境が伝統の地と言われています。クリエイティブな仕事をされる方には良く言うのですが、物事の本質を見抜く力を身に付ける事が重要。

伝統の地では、伝統を破る事が許されない傾向で、イノベーションが起こりにくいのです。色鮮やかなとても美しい『琉球びんがた』も沖縄の地では伝統に縛られていますが、琉球びんがたを友禅に取り込んだ京都では、伝統の地では考えられない自由な発想で京都の町に馴染む落ち着いた色のびんがたの友禅を作れたそうでうす。

かの有名な北大路魯山人先生は、細工の効く信楽(狸の置物で有名)の土で織部の釉薬を使った素晴らしい作品を残されていますが、これも伝統の地ではありえなかったことです。正にイノベーションといえますね。

まとめ

常に目養い怠らず、いかに常識や伝統のような既成概念を捨て去ることが出来るか?がイノベーションを起こすきっかけとなるはずです。日本人は真面目な人が多いので、イノベーションが起こりにくいのかもしれませんね。

もう直ぐお盆休みですが、普段とは違う環境に身を置くことで、感性が磨かれ新たな出会いや発想が生まれてくると思います。是非この機会にイノベーション創出にチャレンジし当グループの発展に寄与できるよう皆さんも考えてみてください。

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筆者:鯉ノ内隆弘
シューワグループ
執行役員部長