MITで集団的知性を上げるためには、ソーシャル・センシティビティが重要であるといわれています。ソーシャル・センシティビティとは、相手の気持を慮る能力という意味です。グループで互いに能力を補うことで素晴らしいものを生み出せるということです。

人間関係も良くするキーワードは『毛づくろい』

チームパフォーマンスを上げるためには共感性を高めることも重要な要素のひとつです。そのためには、『毛づくろい』が必要といわれています。現在、情報技術の発展は目覚しく、ホワイトカラーの仕事の大部分はコンピューターに置き換わろうとしていますが、現時点でコンピューターに真似が出来ないのが『毛づくろい』です。普段から人間関係を良くしておくと、仕事をお願いしやすかったり、まぁこのくらいのことやってあげようか!という気持ちになるものです。猿が『毛づくろい』するのは有名ですが、脳が大きい猿は毛づくろいする仲間が多いそうです。

どうやって『毛づくろい』するのか?

それは非常に簡単で、ちょっとした会話雑談をしたり飲ミニケーション、バーベキュー等の協同イベントで積極的に色々な人と話をする事が重要です。脳科学的に150人以上『毛づくろい』が出来る人が、仕事の出来る人!チームビルディングにおいて重要な人物となります。但しバランスが悪い人は『毛づくろい』しても効果がありません。例えば、自分の話ばかりする人やお会計の時にトイレに行って何時もおごって貰っている人もバランスが悪いのでダメだそうです。また、気の合う人とばかり『毛づくろい』をしてもダメです。

『毛づくろい』は新しい価値観を生む可能性

皆さん、『たけのこの里』、『きのこの山』というお菓子をご存知でしょうか?この中で、『たけのこの里』の方が好きな方?それでは逆に『きのこの山』の好きと言われる方?この様に、多様性があり自分の気の合う人とだけ『毛づくろい』していては、『たけのこの里』が好きとうい価値観のマーケットしか見れない事になるといっても過言ではありません。身近で一番苦手な人を思い浮かべて下さい。全ての方とうまくやっている!という人は少ないと思います。この苦手な人この人とうまく『毛づくろい』を出来るようになるのが、新しい価値観を生む可能性があり、また自分自身を磨くことにもなりチームパフォーマンスを上げることへとつながるのです。

『俺は何でも出来る!』という人は危険!?

話は変わりますが、会社の経営者は、学校の成績が悪い人の方が良いと言われています。頭の良い人は全て自分でやる傾向が強いといわれています。自分でやってしまうと、いくら頑張っても大きな力にはなりません。経営者は人に色々やってもらう必要があるのです。適材適所に人員を配置し普段から人間関係を良くしておく必要があります。俺は何でも出来る!という人は、ついつい色々な事に生半な理解で口をだしてしまう傾向があるようです。人に任すことが出来ないのですね。これでは自分の器を超えた組織にはなりませんね。

短所と長所は表裏一体

皆さんは、失読症(ディスレクシア)という言葉を聴かれたかたはいらっしゃいますか?文字の読み書きに著しい困難を抱える障害です。本が読めないのです。ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソン氏は失読症で有名ですが、失読症の人は勉強が出来る人は少ないようですが、成功者は多いのです。俳優のトム・クルーズも失読症ですが、彼は人の話を聞く能力に長けているそうです。文章を読めないので台本を覚えることができません。読解力のある人はあとで文章を読むことができる。失読症の人は、その時に覚えないと終わりなのです。短所と長所は表裏一体で、これが個性なのです。そこで自分の個性は何なのか知ることが重要で、自分の個性を補ってくれる人が重要になってくるのです。

最後に

自分の個性がなんなのか?自分で自分の事はあまり分かりませんが、自分の事は人を見れば分かると言われています。だから色々な人と出会い話をし自分自身を知る必要があります。
そして自分の個性を補ってくれる人と組むことパフォーマンスが上がるのです。
この様に考えるとチームビルディングの新しい形が見えてくると思われます。
日々のコミュニケーション、ちょっとした気遣い『毛づくろい』がチームパフォーマンスを最大化し、事業を通じて社会貢献が出来るのです。
皆さんも『毛づくろい』の精神を磨いてチームパフォーマンスを上げられる様に頑張って下さい。

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筆者:鯉ノ内隆弘
シューワグループ
執行役員部長