本日は『セレンディピティー』について話をさせて頂きます。

『セレンディピティー』とは?

『セレンディピティー』はイノベーションをおこすための重要なファクターとも言われていますが、ご存知の方はいらっしゃいますか?新しい付加価値を生み出さなければ、今の日本はダメだ!と良く言われていますが、企業にとっても付加価値が最も重要なファクターといえます。物事の本質を見るという観点から「灯油の巡回販売」を見ますと「お客様は灯油を買われます。」が、お客様が本来求めるものは灯油そのものではなく灯油がもたらす効用、すなわち「暖房効果」を多くの方が期待して購入されていることは、皆さんがご存知のとおりです。効用をみれば本当のライバル誰なのか?見えてくるはずですね。

付加価値こそが我々の生活を支える利益となる

灯油の巡回販売は、重い灯油をご自宅までお届けするところに付加価値があるのです。灯油そのものが我々に利益をもたらすのではなく、付加価値こそが我々の生活を支える利益となるのです。大げさに言うと、我々民間企業が生み出す付加価値こそが利益であり、社会全体を支えていると言えるのではないでしょうか?また、利益をたくさん頂けるのは、たくさんお客様から必要とされている!ともいえます。

付加価値を生み出すために重要になってくるもの、それが『セレンディピティー』

では、新しい付加価値を生み出すためにはどうすればよいのでしょうか?イノベーションをおこすためにはどのようにすれば良いのでしょうか?ここで重要になってくるのが『セレンディピティー』です。

○○さんはご結婚されていますよね。奥さんとは何処で知り合われましたか?
私は、取引先の職場で知り合いました。

そこへ、奥さんを探しに行ったわけではないでしょ?そういうのをセレンディピティー『偶然の幸運』といいます。何かものを探している時、目的のものは見つからないのに重要な事を思い出したり、探しても見つからなかったものがある日突然見つかったりすることはありませんか?こういうのもセレンディピティーといえます。

セレンディピティーを起こす3つの『A』

「A」ction 行動 何か行動しないとセレンディピティーは生まれない。
「A」wareness 気づき 何か生まれたときに気づかないとセレンディピティーは活かせない。
「A」cceptance 受容 気づいたものを受け入れなければ『偶然の幸運』はつかみ取れない。

多くの場合、「気づき」は、今までの自分の価値観や世界観とズレている事が多いので、受け入れにくいことがあります。日常の忙しくしている時は、情報量が多く脳がオーバーフローしている状態で、ほとんどセレンディピティー「ひらめき」に気づけません。多くの「ひらめき」は無視され認識されないのです。せっかく、良い「ひらめき」でアイディアがでても、それを捉えられなければ意味がありません。

0.1秒の「ひらめき」を捉える為には心にゆとりが必要

脳科学的にいうと、何かひらめいたときは、脳の中で神経細胞が0.1秒同期発火するだけだそうです。その0.1秒の「ひらめき」を捉える為には心にゆとりが必要なのです。「何事にも余裕をもたなければならない」と会長も良く仰いますが、「ひらめき」も散歩したりシャワーを浴びたりリラックスした時、心に余裕があるときに起こる(気づく)事が多いのです。これは、無意識の意識、考えていないようで脳は無意識でも常に色々なことを考えているのです。「見つめるナベは煮えない」ということわざもありますが、何か考えないといけないテーマが出来たとしても、一途に考え続けるのは賢明ではなく、しばらく寝かせてあたためておくことが必要だ!ともいわれています。

最後に

このひらめく力を、簡単に強化できる良い方法があるそうです。それは、知らない人と話すことだそうです。初対面の人と話すときは、相手の顔色の変化を読み取りながら普段よりも相当神経を使いながら話しますよね。この時に「ひらめき」の回路が良く使われるのだそうです。初対面の人と出来るだけ多く知り合うことで、「ひらめき」力を上げ、また、セレンディピティーから思わぬ問題が解決することがあります。先ず行動を起こさなければセレンディピティーは生まれません。イノベーションを起し、付加価値を高め、企業価値をあげるための参考にして下さい。

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筆者:鯉ノ内隆弘
シューワグループ
執行役員部長