本日は、「おごり」について話をさせて頂きます。

おごり

以前の朝礼で、日本人の強みについて話をさせて頂いたことがあるのですが、皆さん覚えていらっしゃいますか。ホスピタリーマインド(おもてなしの心)や相手を気遣う心、相手を思いやる心、気配り、場の空気を読む力は、世界一と言われています。この相手を気遣う心が、相手との約束を守り、また、電車が時刻通に運行される様な日本があるのです。しかし、この一見、日本の強みに見えるところが、逆に弱みに転じることがあります。長所と短所は表裏一体とか言いますが、強みというのは一転して弱みとなる事があります。

努力の方向

皆さんよく韓国のサムスンは、凄い企業で日本の企業は追いつけないとかお聞きになられたこともあるかと思いますが、現に薄型テレビの世界シェアでは、サムスン26.3%、LG電子が13.4%、なんと世界のブランド、シャープは5.9%となっています。日本の「ものづくり」は、相手を気遣いう心で、思いやりのある機能に溢れた、最高の機能備えた「もの」が何故売れないのか?という「おごり」があるのではないでしょうか。日本の技術力、品質が他国に劣っているのでしょうか。それはちがいますね。むしろ拘り過ぎているそうです。努力が足りないのではなく、努力の方向が間違っていると考えなければならないそうです。

日本の常識世界の常識

日本製の薄型テレビは、痒い所に手が届くような機能は沢山あるのですが、大陸型の人にはかえって面倒に感じる場合もあるそうです。車でも安いのもなら自国の車を買うし、高いものならドイツ車買う。燃費がよく故障が少ない日本車は、格好をつけたい車初心者の国のユーザーには地味に見えるそうです。世界といった場合、以前にもお伝えしましたが、日本の常識が世界の常識ではありません。人口から申し上げても世界の人口70億人に対して日本人は1億2千万人、世界の1.8%にすぎません。言うなれば日本の常識は世界で1.8%しか通用しないとも言えるでしょう。

国で違う価値観

また、価値観もそれぞれの国で違うのです。皆さんは、好き嫌いで部下を評価する社長の下で勤めたいと思いますか?価値観を持ち出して人の意見を無視するような上司をあなたは認めますか?日本を嫌いながら営業する外国人が上手く売れると思いますか?嫌々滞在する外国で日本人がビジネスを拡大できると思いますか?世界各国、各民族には多様な価値観が存在します。価値観は人間の体格や顔と同様、大いに異なる場合もあれば似ている場合もあります。

最後に

しかし、完全に同様なものは存在しません。これは、社内でも同じことが言えると思います。皆さんは、自分の常識や価値観を人に押し付けたりしていませんか?気付かないうちにそんなことになっていませんか?言い換えれば、それは「おごり高ぶっている」ことにはなりませんか?自らの価値観を押し付けることなく、また常識に捉われることなく業務に励んで頂きたいと思います。

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筆者:鯉ノ内隆弘
シューワグループ
執行役員部長