皆さんは、イスラム教という宗教をご存知でしょうか?イスラム教徒の方は、「豚肉を食べない」ことや「お酒を飲まない」ことは有名だと思いますが、日本人からすれば、おかしいですよね?そこで、良く考えて頂きたいのですが、日本人の常識は、世界でどのくらい通用するのでしょうか?

日本の常識と平和

2011年10月、世界の人口は70億に到達したと推計されていますが、日本の人口は、2010年の国勢調査によると約1億2800万人となっています。日本人は、世界の人口に対して、僅か1.86%程度です。日本の常識は、世界の1.86%しか通用しない!と言えるのかもしれません。イスラム教徒の方は、アジアだけでも10億人を超えているそうです。(インドネシア2億、パキスタン1億7000万、インド1億6000万、バングラディッシュ1億4000万、その他多数)あと数年で、世界の4人に1人がイスラム教徒という時代がやって来るそうです。全世界の25%の人が、「豚肉を食べない」ことが常識の時代がやって来るのです。世界では、日本の常識は非常識と言えるのかもしれませんね。

日本人のイラクに対するイメージ

現在、イスラム教徒は世界53カ国15億人以上とも言われています。日本は、これから少子高齢化、人口激減時代を迎えようとしていますが、世界では爆発的に人口が増加する傾向があるようです。今後、世界へ目を向ける必要が必須といえるでしょう。しかし我々日本人は、英会話すら出来る人材が少なすぎると思われます。また、決してイスラム教徒の常識を無視できない時代がやってくると思われます。

イスラム教徒がの方が多い国の一つにイラクがありますが、皆さんのイラクに対するイメージは如何でしょうか?日本では、平和というのが当たり前になっていて、自分自身、感謝の気持ちを忘れていましたが、イラクの現状を知る機会があり、改めて平和、治安の良さが人口の増加と経済の発展を日本にもたらしてくれたのだと感じました。そこでイラクについて、現状を少し紹介したいと思います。

2003年に開始されたイラク戦争は、オバマ大統領が2010年8月31日に終結宣言をされましたが、未だにテロが続いているそうです。2006年頃は、戦争によって毎日100人くらいの人が殺されていたそうですが、今でも年間2000人以上の犠牲者がでているそうです。日本の外務省の渡航情報で、イラク国土の殆どは退避勧告または渡航延期を促されています。イラクの首都、バクダットには、グリーンゾーンという比較的安全な場所があり、首相官邸やアメリカ大使館等が存在しています。グリーンゾーンは、高いコンクリートと壁と鉄条網で守られています。また、渡航者はグリーンゾーンの中にある民間の警備会社が運営する宿舎に宿泊することとなるようですが、宿舎の入り口にはコンクリートの分厚い壁があります。これは、グリーンゾーンに度々打ち込まれるロケット弾の爆風から宿舎を守るためだそうです。当然、窓にも土嚢(どのう)が積まれ爆風に備えてあります。また、今でも空襲警報の際には、防弾チョッキとヘルメットをかぶり、バンカーという防空壕のようなものの中へ退避するそうです。また、グリーンゾーン上空には、ロケット弾の熱源探知する為の飛行船が24時間体制で監視を行っているそうです。更に、グリーンゾーンの詳細な地図はないそうです。具体的なことはテロの標的になるので公開されていないそうです。首都バクダットは依然として緊張状態が続いています。

イラクは、シーア派のイスラム教徒が60%で、スンニ派のイスラム教徒が40%となっています。このシーア派、スンニ派とはどういうことなのでしょうか?イスラム教は、ムハンマドが神の声を聞き7世紀にアラビア半島で始まったそうですが、開祖のムハンマドが亡くなったとき後継者を巡って争いが起き、ムハンマドの後継者はアリーであるとしているのがシーア派、それ以外がスンニ派ということになります。世界のイスラム教徒の9割がスンニ派で、残る1割がシーア派となるそうです。シーア派の殆どがイランとイラクに集中しているそうです。また、イラクの民族はアラブ人が80%でクルド人が20%という非常に複雑な状況の中、イラク国内でも民族間や派閥間で争いがあるようです。フセインはアラブ人でスンニ派であるためイラクのクルド人地域であるハラブジャで、一般市民に毒ガスで攻撃し5000人を殺戮したのではと言われているそうです。

イラクの中でも、イラク北部の都市、エルビルは治安が良く日本人の渡航も認められています。エルビルはクルド人自治区にあり、クルド人によりテロの封じ込めに成功したそうです。日本の外務省からも渡航の是非を問わないといけませんが訪問しても良い事になっています。エルビルは、首都バクダットとは、まるで違う国と見間違うぐらい治安が良く、ショッピングモールは先進国のそれと何らかわりません。町には人が溢れ活気がみなぎっています。治安が良いと言うだけで、これほど町が発展するものなのかと驚きました。海外に出ればいつも思うのですが、アジア諸国を始め親日家が非常に多い事に驚きます。イラクのエルビルも親日家が多いそうです。中には、タクシーに乗車し日本人であることが分かると料金を無料にして下さる方もいらっしゃるそうです。イラクにあるバスラ製油所は、日本の新潟鉄鋼が30年以上前に建造した物にも拘らず、未だに現役で活躍しているそうです。これは一例にすぎませんが、イラク人の日本人に対する信頼や期待は非常に大きいそうです。このことは殆どの日本人が知らないのではないでしょうか?石油の埋蔵量が世界第3位とも4位とも言われているイラクですが、製油設備が整っていないためガソリンは輸入に頼っているそうです。考えられない事実ですね。イラクは日本の技術的な支援だけではなく、太平洋戦争の後、焼け野原になった日本が復興し経済大国になった日本の経験を学びたいと考えている人が多いそうです。こんなに親日で今良い関係を築ける可能性を秘めているイラクに行こうと考える日本人は少ないのでは?日本の原油の輸入先は、1位サウジアラビア28.8% 2位アラブ首長国連邦20.4% 3位カタール11.8% 4位イラン9.6% 5位ロシア7.2% 5位クウェート7.1% 6位オマーン3.3% 7位東南アジア諸国3.3% 8位イラク3.2%となっています。石油の埋蔵量3位のイラクから3.2%しか日本は原油を輸入していないのです。イラクのみならずアジア諸国で親日家が多いのは、日本の諸先輩方の御蔭様であると感謝しています。皆さんは、どのように覚えられたいですか?後の世で皆さんはどんな人だったと言われたいですか?

最後に

次の世代からも感謝される企業、シューワをそんな企業として在り続けたいと願っています。その為には、皆さんのご協力が不可欠です。「世界一ありがとうの言葉」を集められるよう皆さん一人ひとりの自覚とご協力をお願いします。

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筆者:鯉ノ内隆弘
シューワグループ
執行役員部長