シューワグループには『社員への約束』がある。その中で、一番重要としているのが『物心両面の豊かさ』の追求である。『日々、仕事に全力で魂を持って取り組み 自分自身の成長を楽しむ、持てる才能をさらに”秀”出たものに育成する、”和”の心を持って笑顔で生きるシューワはそのような職場環境を育みます。』である。

物心両面の幸せ

この社員への約束の『物心両面の豊かさ』は尊敬する京セラの創業者稲森和夫会長の言葉から拝借させて頂きました。

全社員の物心両面の幸福を追求する

京セラと同様に「全社員の物心両面の幸福を追求する」としました。それを見ておられた支援機構の弁護士などから「JALの企業理念は、社員の物心両面の幸せを追求するだけというのはおかしいのではないでしょうか。社員だけが幸せになるという理念は、会社のエゴそのものではありませんか」との指摘を受けました。そこで私は「社員を幸せにしようという会社であれば、社員はみな自分の会社だと思って一生懸命努力をする。資本主義社会では株主価値を最大にすることが企業の目的だといわれるが、社員が喜んで仕事をし立派な業績を挙げれば、株主価値は上がる。社員すら幸せにできないで、会社がうまく運営できるわけがない」と説きました。
京セラは、私が創業して以来53年間ただの1度も赤字を出していません。

京セラの創業者稲森和夫会長の言葉

との言葉です。
僕もその通りだと共感できました。しかし、それを実践できるかどうかが非常に難しい。

「顧客満足」と「社員満足」

『卵が先か?鶏が先か?』のような話でもある様に、商売というものはお客様が居てこその商売である。また社員満足度も忘れてはいけません。「顧客満足」と「社員満足」この二つの実現の中で、日々の仕事での「苦しみ」や「もがき」の経験ということが、成長のベクトルに重要だと感じます。シューワグループの経営理念も「ありがとうの言葉を世界一集める企業」として日々経営していますが、果たして今、現在はどうかというと、未だ完璧ではありません。しかし、確実に一歩づつ成長はしていると思います。

そして、稲森和夫会長が仰るには”幸せ”には「物心」の両面があるそうです。物=金と言い換えてもよい。特に今の若い方に多いのが「お金をたくさん儲けたい」との話を聞きますがそれだけで本当に幸せなのでしょうか?

プラス循環のスパイラル

賞与や給料を多く支給し、福利厚生を充実させれば「物」的な豊かさは与えられます。世の中の揉め事の大半がお金で解決できることを考えますと、それも重要な一つです。一時的に物的な(物=金)豊かさを手にしたとしても、それだけで満足できるでしょうか?そのように考えると、仕事を通じて『物心両面の豊かさ』→心の追求が出来るならば、よりいっそうに仕事が楽しくなる。

  • 仕事を通じてお客様に喜んで頂く。
  • 沢山のお客様から感謝されて利益があがる。
  • 利益が上がることで社員の待遇が改善される。
  • 会社が儲かれば納税によって社会に還元される。

このような、お客様と社員と地域社会と取引先と会社との間に成り立つプラス循環のスパイラルを五方よしと考えます。中々難しい事ではあるが、実際の成長スパイラルの中でよく理解できる社員、優れた人間性を持つ社員の集まりと成れば、確実に顧客満足度は上がり、その社員や会社が支持されて、更にお客様は増えて売上と利益が確実に増加していきます。

最後に

物心両面での豊かさの追求とは、決して綺麗事だけではなく、表裏一体の事だと考えます。先週もお伝えしましたが、今年のスローガン『アドベンチャー・トレジャーボート戦略』ですが、会社の舵(かじ)取りが正しくても、乗組員(社員)が必死に櫓(ろ)を漕がなければ船は進みません。乗組員(社員)ががむしゃらに頑張ったとしても、経営の戦略、戦術が間違っていれば、誤った方向に進んでしまいます。

常に真剣に正しい世の中の流れを感じながら、経営理念の元、会社と社員がベクトルを合わせて最大源の力を発揮し、短期間に目標を実現できるだけのスピードが必要です。そしてもうひとつは、互いに信頼性を高めて行く事も重要だと感じています。【日々の仕事に魂を持って、全力で取り組んでいく】ことを忘れないで日々の業務に取り組んでください。

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筆者:矢野秀和
シューワグループ
代表取締役