当社は、東日本大震災直後に内閣府の要請により3月23日から約3ヶ月間、岩手県復興支援活動を行いました。
東日本大震災で支援したこと
- 岩手県沿岸市町村への灯油、軽油、重油の燃料配送の応援
- 大企業様への灯油、軽油、重油、ガソリンなどの燃料配送応援
- その他復興支援活動
支援したことによる地域の感謝の声
暖房用の灯油を避難所の配送する手段が無かった為、弊社のタンクローリーで避難所(学校、公民館、在宅避難所)を回り給油しました。当時灯油を配送できる手段は自衛隊他数社しか対応出来なかった為、大変感謝されました。
灯油給油活動実績 | 大槌町避難所 大槌町在宅避難所 大槌町避難場所 |
---|
軽油燃料を被災現場に運び重機に給油しました。行方不明者の方々の捜索や瓦礫撤去の作業が迅速に行うことができたことで地域行政の災害対策本部より感謝されました。
重機への燃料補給実績 | 釜石市、陸前高田市、大槌町、大船渡市、山田町、宮古市にて |
---|
自衛隊の常駐基地に灯油燃料(被災者支援用)を配送し自衛隊が被災地に配送する手助けを行い、大変喜ばれました。(防衛省のドラム缶に直接給油致しました。)
灯油の配給実績 | 大槌町、山田町の給油拠点にて |
---|
被災した地域燃料業者へタンクローリーの貸出しを行い、更に地域と密着した応援を行い、地元企業への応援という面でも貢献できました。
ボランティア活動にも積極的に参加し、燃料配送業務以外にも瓦礫撤去や散水作業等のお手伝いを行い、沿岸被災地全域の社会福祉協議会からも感謝の言葉を頂きました。
復興支援活動実績 | 大槌町、山田町、陸前高田市にて |
---|
復興支援感謝状
実効性あるBCP対策の必要性を痛感したこと
- 石油は『最後の砦』。国土強靭化計画にも石油は「今後も活用していく復旧・復興には最重要なエネルギー源」としての再確認。
- 緊急時用の非常用発電機の燃料として、平時より石油製品の配送ができるタンクローリー・ドラム缶の整備が必要。
- 緊急時を考慮して、平時より少量から石油燃料の貯蔵が必要。
- 大規模石油タンクは沿岸部に多く、災害リスクが高く内陸部での貯蔵が安全。
支援する際に支障となったこと
- 元売メーカーの出荷制限
- 関東地方のタンクローリーの確保が出来なかった
- SSに於ける燃料の供給停止、それに伴うユーザーのパニック
- 災害地内の想定以上の通行規制
- 被災地のみならず関東地区で大混乱となる
その支障を回避すべく方策の提言
- 緊急用の非常用発電機の燃料として石油製品の配送が出来るインフラ整備
- 緊急時を考慮して、平時より少量からの貯蔵が必要
- ライフライン、安心、安全の確保
- 大規模石油タンクは沿岸部に多く災害リスクが高く、各地での貯蔵が安全
- 災害時の規制緩和
支援した経験値を活かし、今取り組んでいる事
- 燃料の緊急時供給契約サービス
- 全国BCP協議会としてBCPの啓蒙活動と参加企業の呼びかけ